ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

派遣前訓練 7週目 ◆いよいよ野外訓練◆ 5/18-5/24

5月18日(木)43日目

何があったかわすれました、、笑

 

5月19日(金)44日目 野外活動①

野外活動です。

私は委員だったので、4月の入所からひたすら準備してきて集大成の場でした。

今週1週間は言い訳みたくなりますが、朝・昼・夜の自分の時間ほぼすべて野外活動に費やしました。おかげで新しい文法が山ほど入ってきましたが、大幅な遅れをとっています。笑

 

本日も6:30の朝の集いの前に5:40から最後のダンスの練習です。

 

と、まあ愚痴みたくなりましたが、後から考えるといい思い出となるかもしれません。

 

下記スケジュールを記載します。

 

7:10まで いつも通り朝の集い(国旗掲揚、ラジオ体操、ランニング)実施

8:20まで 朝食を済ませ、必要な荷物を持って、グランドへ集合

8:45~      開会式

9:15~12:00 講座①

12:00~14:00 昼の炊事&テント組み立て

14:15~16:15 講座②

16:30~18:00  夜の炊事

18:00~19:30 講座③

19:45~20:15 1日目振り返り

就寝準備

21:15 消灯

 

※任地での不便な生活を想定した訓練なので、下記は持ち込み・行為禁止です。

携帯電話、必要最低限以外の水、電化製品、入浴、居室・NTC内への侵入(体育館除く)

 

これが、想定していたよりなかなかやってみると過酷です。

まず、前日までセーターを着るほど肌寒かったにもかかわらず、当日は快晴。

福島市は30度超えをしたようです。

 

二本松訓練所はさすがに山奥なので、そこまで気温は上がっていないと思いますが、すさまじい直射日光でした。

 

基本的に野外活動は候補生主体となり、進めていきます。

というわけで、委員は基本休みありません。(みんなもか)

 

講座1

まずチームごとに分かれ、昼食、夕食、翌日の朝食をかけたゲーム(台風の目)を実施しました。わがチームは人数が最少ながらも、なんとか3位になることができたので、日本米とそこそこ希望通りの食材を手に入れることができました。

(下位のチームはタイ米やカントリーマアムなどの食材として成り立ちにくいものでした)

 

そのあと、各自草木染、ウォークラリー、火おこし、竹細工、ボディペイント、ヘアカットの各アクティビティに分かれ、活動を楽しみました。

 

私は草木染を選んでいたので、職種が服飾の候補生に玉ねぎの皮をつかって、染色する方法を習い、ハンカチをそめました。

結んだり、ゴムでしばったりすると、色が入らないので、きれいな模様をつけられたりと工夫できたり、任地でも生かせる点でとても面白かったです。

 

昼の炊事&テント組み立て

テント組み立てと昼食つくりは、チーム14人いる中で半分にわかれ、

同時進行で進めていたのですが、なかなかこれが進みません。

 

テントも普通のとは異なり10人用のテントで、昼食つくりも包丁などの調理グッズが少なく、なかなか効率よく進まず、人員だけが余る結果となりました。笑

 

結果として親子丼を作っていただきました。

(私自身は野外訓練の仕事として、テント組み立てや打ち合わせをしていたので、ご飯作りには携われませんでした)

 

講座2

まず13時からの一時間をつかって、アルミ缶をつかったアクセサリー作りです。

他がわりと体を使ったり、結構ハードな内容なので、担当候補生も休憩がてらとして用意してくれたアクティビティでしたが、これが死にました。

 

13時って一番気温もあがり、昼食も食べた後ということで、多くの人が意識もうろうとしていました。これが屋内でできれば、これほど楽しい活動はなかったと思います。

私も意識がもうろうとしてきたので、制作半ばであきらめてしまいました。

 

14時からはサバイバルゲームということで、

最初に謎解きを説いたチームから、下記4つの課題を解いていく流れです。

火おこし、方位磁針でのゲーム、ろ過ゲーム、ロープで荷物運びゲーム。

 

普通に私もスタッフとしてではなく、参加したい内容でした・・・。笑

私はスタッフということで、点数をつけたり、ルールをみんなが守っているかを1時間見守る役目です。

特に火おこし・ろ過あたりがとても面白そうでした。

実際には任地でミネラルウォーターや、マッチなどを使用する場合がほとんどなのですが、内容としてはとても面白そうと思いました。

 

余談ですが、講座2スタッフは理科教師が多かったので、確実にその結果が内容に表れたな、ととても感心しました。

 

夜の炊事

こちらも講座2の片づけをしていたので、お手伝いができませんでしたが、

夕食にはパスタを作ってもらいました。なかなか訓練所ではパスタが出てこないので、おいしくいただきました。

おまけに人数が少ない特権で、他のチームより多く食べられました♪

 

講座3

私の担当です。

私の個性をご存知の方であれば、納得かもしれませんが、ダンスの講座をしました。

講座3では下記2大目標がありました。

①日本ではできない羞恥心を捨てること、②伝統の踊りをマスターすることで、日本文化を伝えコミュニケーションの道具とする

 

アブラハムの子

ソーラン節

阿波踊り

 

の上記3つを実施しました。

アブラハムの子では、意外と知らない人がいたことに驚いたのですが、

序盤はひかえめな雰囲気でしたが、だんだん皆さんも盛り上がって踊っていたのでとても気持ちよかったです。

ソーラン節と阿波踊りはグループを大きく二つに分け、講師からは片方ずつしか教えず、そのあとチームごとに輪になって、互いに教えあう、というスタイルをとりました。

 

後日談ではこの教えあう行為がとても斬新で面白かったらしいです。

 

ソーラン節では輪になる場面があるのですが、最終的に188人全員で大きな輪になって踊っている姿は非常に感動的で圧倒的でした。

また、ダンス講座を終えた時に、自然発生的に協力隊歌の「若い力の歌」をみんなが合掌し始めて、とても鳥肌がたつ場面でした。

 

本当にこういう場面は今後日談として書いていても震えます。まさに青春ですね。なかなか過酷でしたけど。

 

5月20日(土)45日目 野外活動②

 

下記二日目のスケジュールです。

6:30        朝の集い

7:00~8:30    朝の炊事

~9:30         片付け、フィールドワーク準備

➡ここでようやく居室へ戻れます

9:30      訓練所出発、二本松市

10:00~14:30 二本松市内フィールドワーク

14:30~15:30 フィールドワーク内容共有、閉会式

15:30     解散

 

朝の集いでは、国旗掲揚がったのですが、国旗用のポールがないグランドで実施したので、全体日直が体を使って掲揚しており、なかなかシュールな光景でした。

そのあと朝食づくりとテント片付けを実施したのですが、

昨日21時すぎには就寝だったということもあり、人によっては4時にはおきて朝ごはんの準備をしていてくれていたみたいです。

 

私は5時半ごろまで爆睡しており、起きた時にはテントにもはや誰も残っていませんでした。笑

しかも起きた時には早くテント片づけたいんだけど・・・みたいな雰囲気になっており、大変申し訳なったです。

 

というわけでどの班も結局は6:30にはテント片付け完了、朝ごはんもほぼ完成している状態だったので、朝の集いあとすぐにスムーズに食べることができました。

今回の朝ごはんは具沢山お好み焼きです。

 

班によっては昨日の食材確保が偏ってしまい、朝食を食べられないところもあったようです。

 

すべての片づけを終了させた後は9:30までは自由タイムです。

と、いってもお風呂には入れません。

つらい場面ですね。班の人は洗面所で頭を洗っていたので、私もチャレンジしてみました笑

 

個人的には水道で頭を洗うのも任国ではよくあることだとおもって、なかなか大変でしたが頑張って洗いました。笑 ついでに洗面所に腰かけて、足とかも洗いました。お行儀悪いですね。

 

9:30に訓練所をバスで出発し、二本松市でのフィールドワークです。

14:00までにお菓子屋さんの取材と、二本松のいいところということで、何か一つをピックアップし、紹介できるように資料の作成と簡単なプレゼンの準備をします。

 

私たちの班では、昔ながらの本屋の本田書店さんを取材し、亡き旦那さんの跡継ぎ元気に経営されている90歳のおばあさんのお話を聴かせていただきました。

亡き旦那さんは二本松市内の神社を巡るのが趣味だったようで、一つ一つの神社の細かい情報等記載した冊子を作成しており、その冊子を本屋さんに来たお客さんに見せていたりしたようです。

今のおばあさんもその気持ちを引き継ぎ、お客さんに見せているのですが、非常に詳しく書かれているので、なんだか本屋さんだけにおいているのはもったいないような気がしました。

 

それよりもおばあさんの私たちと話している姿が非常に輝いていたのがとても印象的でした。私もそんな大人になっていきたいと思いました。

 

お菓子屋さんはお菓子処まつもとさんという、お菓子屋さんを取材させていただきました。

和菓子の名前の由来から、芋のリンゴを挟んだお店人気NO1のおかしについてなども聞かせていただきました。

 

ただ、なにしろ気温が信じられないほど暑かったのと、ずっと直射日光だったので相当体力消耗しました。途中でよったお総菜屋さんにも全国的に福島は相当暑かったことを教えていただきました。

もう賞味期限がきれるからということで、どらやきをいただいたのが、こういった一つ一つの行為が東京しかしらない私にはとても心にしみます。

東京に住んでいるとなんだか人間らしくない毎日な気がしていたんです。(深い)

 

まあとにかくとても疲れたので、フィールドワーク終了後、二本松市内を刊行するつもりでしたが、訓練所に戻ってお昼寝をしました。

本当に大変疲れた二日間となりました。笑

 

5月21日(日)46日目

本日は休暇ということで、安達太良山に登ってきました。

 

安達太良山は日本100名山にも指定される山で、別名乳首山といいます。

二本松訓練所からは徒歩で1時間、タクシーで15分ほどで登山口まで行くことができます。

 

詳しくはこちら

www.japanesealps.net

 

さて、昨日のフィールドワークで最後の力も持っていかれたわけですが、残りの土日が大変少ないことを考えて、頑張って登ってきました。

本日登山解禁デーということで、10時にオリジナルペナントが配布される、

ということを聞きつけて、前々から予定しておりました。

 

ちなみに・・・訓練中に登山する場合は登山届をJICAに提出する必要があります。

きっとこれは派遣後に所在確認ができるようにするための訓練の一環だと思います。

 

そんなこんなで、本日6:00に起床し、6:30にタクシー出発、

7時から登山開始しました。

登山の時間に関しては、計画的に調べておいたため、10時15分前に山頂に到着し、ペナントを頂くことができました。毎年配っているらしく、今年はオレンジ色でした!

そのあとゆっくりと下山したのですが、13時頃には登山口に戻ることができ、1時間くらいは温泉でゆっくりすることができました。

 

本日は本当に天候にも恵まれ、福島の予想最高気温は30度超えの夏日?だったのですが、標高が1600メートル以上あるため、雪もちらほら残っていました。

 

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本当に絶景が望めるので、登山可能な時期に訓練される方は、一度は登山されることをおすすめします。登山口には温泉もあり、登山終えた後すっきりすることもできます。

 

5月22日(月)47日目

本日は15時まで語学です。

野外活動があったため、3日ぶりのポルトガル語です。

訓練所に来てから、そこまで長いNOポルトガル語の日はなかったので、

教室に行ったときはとても新鮮な感じでした。

意外と昨日くらいからポルトガル語を聞くようにしていたので、むだにべらべらと話していました。野外活動の意見・感想を先生に聞かれたので正直に答えました。笑

 

野外活動からのフィールドワークは頭おかしい。

 

多くの人が軽い熱中症で、風邪ぎみのひとにはだいぶ厳しかったと思います。

個人的には体力があるほうなので、きついながらも身になることは多かったので、やる価値はあったと思いますが、人によっては野外訓練・フィールドワークを実施する意義がわからない人もいたようです。

 

さて本日の内容は15時まで語学、そのあとは講座委員主催の「ボランティアスピリット」の講座でした。

 

だいぶ時間をかけて準備をしてきたようで、講座終了あとには委員長が感極まっていました。この委員長、社会人時代の親友に似てるんだよなあ。見た目も中身も。

下ネタだいすき、感極まりやすい、20キロ近く太った背が高い眼鏡のあのひとです。

まあわかる人にはわかると思います。笑

 

講座の内容は、8人のグループワークで各自なぜJICAボランティアに応募しようと思ったことから、JICAボランティアとして大事なことキーワードを書き出し、

一人一人の活動の軸を木に見立てた、ワークシートに書き込んでいくという内容でした。

 

改めてこういった機会がないと、自分がどんな気持ちで応募したか、とか忘れちゃいますよね。そもそも応募してから約1年たってますし。

ほかの人がなぜ応募したかも共有できて面白かったです。

難民キャンプに行きたくて、小学校の先生なのに職種を小学校教育ではなく体育で応募してきた方や、将来的な子供へのフィードバックのためにあえての海外進出を選んだ方だったり。様々で面白かったです。

 

5月23日(火)48日目

語学は午前中で終了です。本当に午前で終わる日はだいぶ荷が軽いです。

いうて、先生が明日までの宿題ということで昨日いっていた内容をクラスの半分がやってきておらず、先生はわりかしおこでした。

 

うちの先生はさらりというくせに軽くえぐいことをいうひとなんです。

そもそも宿題ってちゃんと強調していってもらえないと認識できてないって。まあ愚痴は本人に。

 

午後は注射デーなのですが、本日からモザンビークから注射開始、ということで、開始10分後には終了できました。喜

いつもは二時間たってようやく呼ばれるくらいなので。

15時以降はなんと。自習です。幸せです。

語学と講座の課題をやりました。講座課題はまだまだ終わりませんが。任国での身の守り方とか、かかりやすい病気などについて6個ほど?レポートを書かなければなりません。大学生かって。

 

夕食あとは、野外訓練のときにダンスの係だったこともあり、ソーラン節自主講座の講師の方に自主講座を誘っていただき、19時からの自主講座(この日は自主練習)に参加してみました。

あまりよくわからないで参加してみたのですが、25日にお披露目という場を設けており、本日は最後の調整の練習の日だったみたいです。(なのに初参加)

ソーラン節は20歳の時に中国へ少し留学していたのですが、その時以来の6年ぶりです。しかも留学中はソーラン節経験者がいなかったので、動画サイトを見ながら見様見真似で踊っていました。

 

おかげで間違った振付を覚えており、修正が大変でした。

そして結局うまくできずに本日は終わりました、、、運動神経は人類史上一番悪いけど、努力の天才になるべく頑張ります(いうてそんな努力してない)

 

5月24日(水)49日目

本日は語学が午前中まで、ということで今週末に控えている語学交流会のプレゼンを発表練習と宿題のポルトガル語の手紙の添削などがありました。

手紙を受け取る本人は全く読めないと思いますが。訳すのも大変なので、妄想でお願いします。一緒にビール飲みたい的なこと書いてます。笑

 

お昼休みはようやく野外訓練が終了した、ということで、野外訓練委員で反省会を実施しました。昨日班ミーティングで野外訓練の振り返りをしたのですが、ネガティブ意見も多くありました。

個人的には全体を通して非常に憤りを感じました。

委員一人一人の所見を述べる場があったので、少し述べさせていただきました。

ほかの委員はしっかりと個人の目標も定まっており、やり切ったといえる人がおおかったようです。うらやましい。

 

反省会の最後にはスタッフの皆さんへ、色紙を渡しました。

個人的には色紙とかかさばるのでいらない、と思うのですが、

スタッフの方々は私たちの言葉などですごく感動しださり、言葉に詰まって涙を見せてくださった方もいました。

 

いかに私の心が腐っているか思い知らされましたが、こういう形で締めくくれたことはよかったと思います。

今は気持ちの整理が追い付かずもやもやしていますが、今後いい気持ちでやってよかったと思えることを信じています。

 

午後は二種類の仮想の国に分かれて、互いの国と触れ合うことでカルチャーショックを味わう、という内容の研修でした。

これからの方のために内容は差し控えますが、私の担当が性格に合わない性格を演じなければならない国の国民性だったので、少し疲れました。笑

そして私自身は特に他国へ行ってもカルチャーショックはなかったです。

もう一方の国担当だった人はとてもカルチャーショックを受けたみたいですが。

 

要は互いの文化を完璧に理解して合わせるのは無理でも、お互いのいいところを見つけて歩み寄る姿勢が大事そうです。

 

15時からは上記内容を踏まえて異文化コミュニケーションの講義でした。

いってみれば、大学で勉強してきた内容なのですが、話は面白かったけど、なんかいまいちよくわからない内容でした。笑

大学で異文化コミュニケーションについて何を学んだかもはや忘れました。意味ないですね

 

夕食後はソーラン節のお披露目タイムです。

広報活動に採用されそうなので、まったく踊れないですが、参加してこようと思います。(目立ちたがり)昨日かなり汗だくになったので、今日は対策をばっちりに。