ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

もざぴ日記8 ~田舎町に日本人来たよ~

みなさん、お久しぶりです。

本当に久しぶりの更新となってしまいました。

なぜなら、こちらに赴任してからというもの。特に何もない毎日を過ごしております。

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毎日朝職場へきて、何か頼まれごとがあるまではフリースペースにて待機、

頼まれごとといっても、プリンタがうまくつながらないだったり、インターネットがうまくつながらないなどの基本的なお手伝いです。

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挙句の果てに、前任の方がつなげてくださったネットワークを利用して、youtubeのダウンロード方法を教えてくれ、なんてやからも出る始末です(しかも偉い人)

 

まあ率直な感想を言うと、「別に自分がいてもいなくてもよくね」っていうのを常日頃感じるのですが、まずは最初ということで地道なことをコツコツとやりながら頑張って仲良くなることをに注力します・・・・。

 

そして毎日なぜか銀行にも通っています。

困ったことに2週間ほど手続きをしているのですが、口座がなかなか開きません。笑

べつに忙しいわけでもないですし、車で同僚が送ってくれるので嫌な気持ちなどは特にしないのですが、個人的に経済的にとても大変な状況なので(笑)講座振り込みが遅れると生活に支障が出るわけです。

 

15万円くらい自費で持ってきたやつマジでどこ行ったんだ。

盗まれたかと思うくらいの謎の消え方。

 

 

ですが、本日ブログを更新したわけは題名の通りおとといの29日から31日まで日本人の集団がいらっしゃいました。

目的はモザンビーク2番目の都市ナンプラと、世界の終わりといわれるわが町リシンガでプロサバンナというJICAのプロジェクトを実施しており、そのプロジェクトの視察のためでした。

プロジェクト活動 | ナカラ回廊農業開発研究・技術移転能力向上プロジェクト | 技術協力プロジェクト | 事業・プロジェクト - JICA

 

日本、ブラジル、モザンビークが協力して農業部分で技術協力をするプログラムです。

まあこのプロジェクトいろんな理由があって、賛否両論あるのですが、

ブラジルが現在なかなか経済的に難しい状況なので、当初の予定よりもなかなかうまく進んでいないようです。

 

 

そのプロジェクトの一環として、昨日半ば強引にJICAのみなさんに同行して、現場を視察させていただきました。

1日に3つの農場を視察しました。

①リシンガ近郊の舗装されていない道にある村

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②リシンガ近郊だけど、舗装されている道ぞいの村

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③リシンガ郊外だけど、舗装された道沿いにある栄えている中規模の町

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街の繁栄度は私の主観から言うと、③>②>①でした。

①と②の村では、まだ実験段階のシステムをどのように生かして栽培されているのを確認しました。

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場所ごとに気候や土壌の性質などが異なる農場ですが、このシステムではどの作物をどのような割合で、どこに、どのように育てれば、農家さんの一番の収益につながるかということをはじき出してくれるシステムです。(なんかすごい・・・)

 

ただ残念ながら村人たちがいまいち使いかたやメリットを理解しきれていないようで、うまく実験が進んでいないようでした。

そんな先進的なシステムをこんなど田舎に導入しようとしているのか、

とても個人的にはびっくりしたのですが、とても勉強となりました。

 

③の村は少し離れた場所だったのですが、私の勤めている国立農業研究所の研究員と村が協力して、高収入を得るための品種を作るプロジェクトをしていました。

(JICAからは公募によりプロジェクトに関わるお金を支援)

本案件は一応のところ成功しているらしく、無事に収穫も終えた5つの豆を見せてもらいました。

 

しかし、残念ながら都市まで輸送するほどの量を育てていない&実験段階ということもあり、地元でしか販売していないようでした。

ただ育てたおばちゃんたちが他との差異化できたことに喜んでおり、まだ収入がすごくあがったわけではなさそうですが、プロジェクトとしては理想的な成功の場面にも同行させてもらいました。

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私自身は何もしていないのですが、こういう現場を見させてもらうと自分一人ではなかなか達成しにくいようなJICAのプロジェクトにも何かしらの形で参画させてもらえると非常に達成感があるな、と実感しました。うれしい気持ちとなりました。

(リシンガのプロジェクトは割とJICAとしても力を入れているプロジェクトのようなので)

 

普段は現場に行くことはほぼ皆無なので、貴重な体験ができてよかったです。

JICAのアフリカ部長さんともおはなしをさせてもらい、現状の私の活動が引きこもりなことを話したら、コラボレーションできたらいいね、なんて言ってもらえました。(したい・・・!)

いろんな経験をされている方だったので、ただ話しているだけでもとても面白かったです。

 

なかなか今は最初なのでポルトガル語もわからないし、仕事どころか意思疎通も取れずに、引きこもりたいと思いながら出勤している毎日ですが、このようなモチベーションにつなげていけるような小さな成功がいくつもあるといいなと思います。

(もちろんうまくいくことばかりなんてありえないですが)

できるだけアンテナを張り、自分にできることをやっていきたいです。

 

 

 

さて話がそれますが、本日(9/1)は日本では関東大震災が起きましたね。

2学期の始めはオリエンテーションといつも集団下校だったなーって思いだします。

わりといつもと違うことが好きな私としては好きでしたね。

 

今日9月1日はモザンビークでは?イスラムのお祭りのようです。

つまりいつもやる気のない同僚たちですが、今日は金曜日+お祭りということでなおのことやる気がありません。

イスラムの方がたは大事な祭りのようなのでお休みすのもわかるのですが、キリスト教の方もちゃっかり来ておりません。よくかかわる部署の一人だけ若い女の人が来ていたので、逆に関心してしまいました。笑

ちなみにマレーシアでは月曜日も休みにしちゃえ!みたいな感じで大統領から宣言もあったようで・・・自由ですね。笑

 

職場に来ている方々もひたすらおしゃべりをしていたり、日光浴?をしていたりと本当にのんびりです。

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こういう世界にいると本当に安全だな、とかって思うわけですが、首都では昨日ATMからお金を引き出そうとしている方(日本人????)が後ろから拳銃を突き付けられて、金銭を強奪される事件が発生しました。

また、エチオピアの同期も首都にて、目の前で人が拳銃で撃たれるという事象もあったようです。

 

自分は今アフリカにいるんだ。

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いくら任地が安全だとしても、日本ではないということを再認識して、二年後無事な姿で帰れるようにしたいと思います。自分らしくマイペースに。

 

〈おねがい〉

最近、新しい事象等もないので、本ブログに記載する内容に困っております。

みなさまからモザンビークって〇〇はあるの?など、簡単な質問でも構いませんので、本ブログに記載する内容を募集しております!

よろしくお願いいたします。