ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

フィギュアスケート グランプリシリーズを観戦にあたって

今回のグランプリシリーズ中国杯、非常に熾烈な戦いとなりました。

そうです、モザンビークにいながら。実は大のフィギュアスケートファンなのです。

というわけで今回は趣向を変えて、モザンビークネタではありませんが、

どうぞ読んでいただけますとうれしいです。


本大会を観戦して完全なる独持論ですが、感想とオリンピックに向けての課題をつらつら示していきます。
あくまでも私の主観なので、多種多様な意見はあると思いますが、一人の人間の1意見ということで優しく受け止めていただけますと幸いです。

つたないど素人の文&完全なる主観で記事を書かせていただくのご留意ください。

夢はスポーツバーなどで多くの人の前で解説をすることです。笑

 

 

フィギュアスケートとは?

まあ私がうだうだ記載しなくてもウィキペディアに記載があります。

Wikiによると・・・スケートリンクの上でステップスピンジャンプなどの技を組み合わせ、音楽に乗せて滑走する競技。

だそうです。

 

私なり一言でいうと、「スポーツ」と「芸術」の融合ということで説明しています。

Wikipediaにも記載がありますが、フィギュアスケートはスポーツ的な要素である「技術点」と、芸術的な要素である「演技構成点」で構成されて競い合います。

フィギュアスケート - Wikipedia

f:id:noppiano:20171105212926j:image

 

 

フィギュアスケートの技について

こちらについても下記リンクに記載があります。

ジャンプ、スピン、ステップなど技の難易度で競われていくのですが、各要素ごとにも難易度があります。

 

ジャンプでいうと下記の順で難しくなるといわれています。

アクセル > ルッツ > フリップ > ループ > サルコウ > トゥループ

ちなみに選手の中には難易度に関係せず、アクセルとルッツは得意だけど、サルコウは苦手という選手などがいたりします。

浅田真央選手はアクセルとフリップという高難度のジャンプが得意なのですが、サルコウは苦手で成功率が低いので、12歳ごろから18歳(2008年)までは演技構成から外していました。

 

skatingjapan.or.jp

 

グランプリシリーズとは

 

グランプリシリーズとは、アメリカ、カナダ、中国、日本、ロシア、フランス6か国で行われる大会を通して1位から順番にポイントが割り振られます。

2つの大会まで出場が可能、ポイントの合計上位6名がグランプリファイナルという大会へ進める、テニスのような制度を持つ大会です。

ISUグランプリシリーズ - Wikipedia

 

特に今シーズンはオリンピックを控えており、グランプリシリーズでよい結果を残すことはファイナルに出場すること、ジャッジの印象をよくすること(演技構成点が上がる要因となる)、世界ランキングを上げること(演技構成点が上がる要因となる)につながり、非常に重要といえます。

またオリンピック前の最後の強敵同士で直接対決ができる場ともなります。

 

フィギュアスケートのスケジュール

~10月 B級大会

10月  グランプリシリーズ開幕(12月まで毎週末)

12月  グランプリファイナル

12月末 国内選手権(日本、ロシア、欧州各地域)

1月    国内選手権(アメリカ、カナダ)、ヨーロッパ選手権(欧州選手のみ)

2月    4大陸選手権(欧州選手以外)、平昌オリンピック

3月    世界選手権(最高峰)

 

 

女子フィギュアの技術点について


にしても。本当にすごい時代となりました。
少し前の時代であれば、女子でフリープログラムで技術点70点を超えてくる選手って、
浅田真央選手とキムヨナ選手しかいませんでした。

 

浅田真央選手はご存知のように3アクセルを含む女子フィギュア歴代まれにみる非常に技術力のある選手です。
反対にキムヨナ選手は表現力が優れることで有名ですが、ジャンプの出来栄えの加点を
かなりつけてくる選手でありました。
技術力は高いとは言えませんが、歴代まれにみる爆発的な大きなジャンプをくりだすことで加点によって、技術点を稼いでいました。

 

 

しかし、現在70点台を出す選手が多発し、そんな女子の技術はこれ以上 上げられない、というところまで来てしまっているのです。


少しでも加点を上げるために今シーズンは昨シーズン以上にジャンプに片手や両手を挙げてくる選手が多いですね。
片手をあげると出来栄えで1点、両手を上げると2点というように、手上げてジャンプを跳ぶことはバランスや軸がとりにくく非常に難しいです。
(いま床で体に腕をくっつけて飛ぶのと、両手を挙げてジャンプしてみて比べてみてください笑)

やってみればわかりますが非常に難易度が上がります。
つまりそれで出来栄え点がもらえるのです。


いまや、表彰台に登ろうと思ったらフリープログラムで70点台はもはや絶対ですね。
今やレジェンドになりつつあるベテラン選手層のコストナーやワグナーあたりのベテラン勢はまた別格ですが。

 


手を挙げたジャンプで、プログラムに合っているきれいなものであれば、もちろん素晴らしいと思うのですが、最近の某ロシアの選手などただ加点稼ぎのためにきれいでもない手上げジャンプを連発してきますね。
それにはまっこう反対です。

 

ですが、技術力が頭打ちの女子フィギュアの現状、少しでも上に行くためにはやむを得ないといわれればやむを得ないですね。
ロシアの選手から今や世界中の選手へ手上げジャンプ急速に拡大中です。(2015-2016シーズンから)

 

グランプリ中国杯の総評


私としては当初の出場選手などをみて、先週のカナダ杯が一番熾烈な戦いとなることを予想していたのですが、予想に反し有力選手が次々と失敗し、ミスが少なかった選手が上位へいくという、なんとももやもやした大会となりました。

 

しかし、今回は意外な選手が健闘したこともあり、カナダ杯で2位の選手でも表彰台に登れないほどの白熱した大会となり、興奮しました。

またカナダ大会は回転不足が非常に厳しい印象でした。

これはジャッジによるものとなることが多いのですが、反対に今回の中国大会はエッジエラーや回転不足に少し甘かったように思います。

 

次の記事でグランプリシリーズ中国杯の各選手の演技について記載していきます。