ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

プレゼントとおひるごはんの不思議 ~もざぴ日記52~

クリスマスですねー。

クリスマス。。。みなさんはプレゼントを誰かにあげますか?

きっとあげる!という人が多いんでしょう。

僕にはあげる人がいません←

そんな自虐は置いといて、まずはプレゼントについて記載します。

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プレゼントではありませんが、こちらのモザンビーク伝統の布でシャツを作りました!

なかなか可愛くできて満足!

 

 

プレゼントの概念

日本で普通プレゼントといったらなんですかね・・・

腕時計、アクセサリー類、衣服、ゲーム、靴・・・

あまりもらう機会がないのでわかりませんが(笑)きっとこんなものだと思います。

 

モザンビークでももちろんプレゼントをあげ合う文化はあります。

特に首都マプトなど富裕層の多い地域では。

僕の住んでいる二アサ州はプレゼントを売っている場所がそもそもほとんどないし、

ごく一部の中間層以上のひとがプレゼントをあげたりするみたいです。

 

プレゼントをもらった

さて、本日ちょっとした事件がありました。

なぜか今月頭にかなりのお金を換金したはずなのに、財布にお金がもう40円しかありません・・・・

改めてこうやって書いてみると自分やばいな(笑)

 

まあとにかく次入金がある今月末まで苦しい生活を強いられるわけです。

 

「はあ・・・・今月も厳しいな。毎日トマトかなあ・・・」

 

なんて考えながら同僚といつも通りおしゃべりをしていました。

 

 

・・・。

突然。

 

 

 

 

「はい、きみにあげる」

 

(ん!?か、金・・・!?)

 

 

 

 

神様にこの念が通じたのか否か、急に同僚が200円をくれました。爆笑

 

もちろん僕には意味が分かりません。

「え!??なんで??」

別に頼んだわけでもないし、意味が分かりません。

同僚に話を聞くと特に意味はないそう。

いつも世話になってるし、プレゼント。だそうです。

 

そうです、こちらでは。同僚の誕生日とかあっても、

普通に現金を渡しているんです笑 金額にしたら400円とかなんですけど。

日本じゃ現金をプレゼントにするってなかなか考えにくい事象ですよね。

むしろはしたない、とか考えられてしまうけど、モザンビークではいらないものをもらうより全然うれしいしそういう文化!といわれました。

 

まあたしかにね。

それは日本もそうなんだけど・・・・

なんか金って、、、味気ないというか。リアルだなあ。笑

 

どう思いますか?笑笑

 

職場でのお昼ご飯

職場では活動を8:00-15:30でしているので、お昼御飯が必要となります。

けど、職場の周りにはマジで何もないんです。

 

ポルトガル人が経営しているかなり高めのレストラン(相場500円~)か

リアル現地民が行く市場にある衛生的にかなり不安を覚える、メニューが一つしかない食堂です。

 

現地民が行く食堂はかなり安い(70円)なので、前はかなり行っていたのですが、

個人的には結構遠いと思う(10分強歩く)、

同僚に「あそこは不衛生だからやめなさい」って結構な人数に怒られること、

アフリカ現地食は全然好きじゃないからそもそも食べたくない

という3点セットが重なって、最近はめったに行きません。

 

ちなみに同僚たちもモザンビークではかなりお金持ちの部類なので、

そういった市場で食べる=ランクが低い といった意味合いもある雰囲気です。

 

お昼ご飯は弁当をみんなでシェア

そんなわけで最近はお弁当を持参しています。

夜ご飯のあまりをタッパーに詰め込んでいるだけなので、よく「えらいねー」とか言われますが、まったくえらくありません。

一人分の食事作るってそもそもかなり難しいしいつもなぜか3人分くらい作っちゃうからちょうどよいのです。

 

で、この持ってきた弁当を普通に全部ひとりで食べるのかと思いきや。

ほかの同僚と一緒に食べることが多いのですが、みんなで分け合って、いろんなものを食べるのです。

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いうて、ぼくはあまりアフリカ食が得意ではないので、もらうことは少ないのですが、作ってきた食べ物をくれ!といつも言われるので、仕方なく上げています・・・

 

今のところ日本のカレーがとても人気がありました。

親子丼はいまいち、やきそばはまあまあの反応でした。

こうやってみんなでわいわい食べるのは日本でもよくありますが、分け合うってちょっと斬新ですよね。

 

持ってきていない人にも分け与える

しかも持ってきていないやつも結構いるのにそういう人をよんで分け与えるんです。

 

以前(乾季とか?)は畑の仕事がないので、多分みんな時間が有り余っているため職場で木炭に火を起こして、ご飯を作っていました。

その場合はまだ持ってきていないやつに分け与えるのはわかるんですけど。

弁当を持ってきてない人に分け与えるのはちょっとびっくりしました。

別に貧乏だから、とか病気で作れなかった、とかではないんです。

 

ふつうに持ってこなかっただけ風なのに、分け与える。

なんか太っ腹だなあと感じています。

 

分け合う文化

お金といい、食べ物といい、みんなで協力して生きる文化なんですね。

ちなみに朝ごはんも何も食わないで来るのが割と主流で、

大体誰かがパンとかを買ってきていて、それをみんなで分け合ってパンかクッキー、そして茶を飲みます。

 

しかもだいたいいつも買ってくるのは同じような人。

その人だけがいつも買ってくるから、経済的につらい、とかめんどくさいから、ストレス!とかないんですかね。

 

すごく毎日その光景をみて、自分も茶とかクッキーを分けてもらいながら、不思議だなーと思うわけです。

 

そんな細かいことは気にしない?助け合う文化だからこそ。

「病院行きたいから40円くれ」だの

「ガソリン代ないから400円くれ」だの言ってくるんですね。

 

日本人的感覚にすればたかられてる感じもするし、全然いい気持ちはしないのですが、

今度は僕もお金をわたしてみようかな。

 

 

ちなみに男性の同僚はこのパターンが多いのですが、昼食べないパターンもあります。

ぼくも週に一回くらいこれやります。

 

パンだけなら10円とかで売ってるので、パンかじっているだけの同僚もいますが、

栄養ないしただデブになるだけだよな~とおもって僕はパンかじるのはしていません。

 

 

と、いまだに理解に苦しむ二つの文化を紹介してみました。

なんかブログ更新するってわりかし精神的踏ん張りが必要なので、なかなかめんどくさくて書かなくなってしまうのですが、今年もあと少し!

あろ3記事くらいは書いていきたいな~

次は今年の振り返りでもしようかな。マジで何もない2018年だったけど。