ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

モザン人への食べ物の恨み 〜もざぴ日記61〜

前回の記事「感覚はもはやモザンビーク人!? 〜もざぴ日記60〜 - ノピとモザ」の続きです。

長くなってすみません。

 

 

  • まだまだ続く悪夢

朝四時に起床して、四時半に出発して、できるだけ早くリシンガへ!!!、

 

と思い出発しましたが、

気持ちだけが空回り。

せっかくクソ短い距離をタクシー乗ったのに。。。(暗いうちは危険だから)

 

 

そもそもリシンガは田舎すぎて、リシンガへ行く用事の人がかなり少数です。埋まりません。

マラウイやナンプラへ向かう人はたくさんいるのに。

 

時間がないのでタクシーがあれば借り上げて猛スピードでリシンガへ行こうとも思って居ましたが、タクシーもありません。

まあ普段車のタクシーなんて使う人おらんやろしなあ。

 

 

 

電車が運行するようになってからは、そちらの方が時間がほぼ定刻通り、揺れが少なくて快適ということで、シャパ(ハイエースに人を16人くらい詰め込む)に乗る人はかなり少数になったようで、

1年前よりも人数の増加に時間がかかりました。

 

 

バイタクでリシンガまで行くことをバイタク運転手に提案されましたが、

流石にあの過酷な砂埃の道をバイクの後ろとか無理笑

多分途中で落ちて、モザンビークの土となってる。

 

 

まあそんなこんなで2時間ほど待機して居たら、待機して居たシャパではなく、

近くをリシンガへ行く、という軽トラが通ったので、シャパに乗り込んで居た乗客もみんなそちらへ。

 

 

軽トラにヒッチハイクさせてもらえたら、今すぐ出発できるので、人数20人くらいまで集まってすし詰めで出発するシャパよりずっと時間の効率がよいわけです。

いつそんなトラックがあるかわからないところがマイナス要因だけど。

 

 

ただ僕はぼけっとシャパの自分の快適な席を確保し、朝ごはんがわりにお菓子をバリバリたべて居たので、

軽トラが来た時に移動するのが遅れてしまい、まさかの荷台しか空いて居ない、ということになりました。

 

 

モザンビーク過酷ナンバーツーの道を6時間、砂埃まみれになりながら、ガタガタ道のため半ばトラックから吹き飛ばされそうになりながら乗る経験はもう懲り懲りです。

 

 

助手席に座って居たモザンビーク人に訴えかけました。

ぼく:「僕は病気だから(嘘)荷台と席を代わってほしい。200円払います」

 

モザン人:「俺たち(助手席に二人座って居た)はすぐ降りるからそれまで我慢しろ」

 

ぼく内心:「少しだけってならてめえらが後ろへ行けよ」

 

精神状態が極限近くまで来ているので、考える思考もなかなか理にかなって居ません笑

そもそも早い者勝ちなので、早く座席を勝ち取った彼らにもちろん座る権利はあるのですが、

 

私たち日本人とモザンビーク人ではもちろんかなり体力が異なります。

 

 

生まれた時からこんな環境で住んでいる彼らにとっては、赤ちゃんの時から親と一緒に荷台に乗せられて長距離移動してるわけだし、

要は慣れているわけです

もちろん疲れるだろうけど。

 

 

普段から通勤で電車で立ちっぱなしのまま長時間使用している東京近郊の人が、

休日遊びに行くために千葉へ行く

 

もちろん疲れるけど、安いから電車に乗る、

という機会はあると思います。

 

いくら満員電車で目的地まで2時間かかると言っても。

 

 

けどきっとパリスヒルストンなんかが電車で2時間かけて千葉へ行く、ってなったら発狂するでしょう。

それと同じです。

(そもそも千葉行かないか)

 

ぼくにとってはかなり病気になる事象(=荷台で過酷な道を6時間耐えきる)ことは、お金を払ってても避ける必要があったわけです。

 

 

結論、渋々ながら「もう倒れそう」とか言ったら代わってくれました。

しかも奴らすぐ降りるとか言ったくせに2時間以上降りなかったから本当代わってよかった。

マジで奴らの「すぐ云々系」は信用なりません。

 

 

こうしていくつか道にタイヤを取られながら、、、

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リシンガにお昼過ぎに到着することができました。

 

毎度のことながら、リシンガっていう看板を見た時の高揚感というか、達成感はんぱない。

 

 

前もそうだったんですけど

マンディンバからリシンガ帰ってくるときヒッチハイクすると、

いつも持っているバックパックはかなりでかいので、あいつだけ荷台に乗せておきます。

 

 

「あいつ」は超重いので、振り落とされることはないのですが、リシンガへついた時とんでもないことになっています。

 

 

理由はかなりの悪路による砂埃と荷台に乗っているモザンビーク人が勝手に椅子がわりにするため。

マジこれフザケンナとか毎回思うんですけど、

奴らどうせ汚れるくせに、なんか「汚れたくなあい」とか言って、人の荷物の上に座るんです。

 

どうせ汚れるんだから、軽トラの荷台に直ですわれよ、とかおもうんですけど

ぼくは助手席にいるので注意できません。

 

 

前乗った時はリシンガに持って帰るために誰かが持ち込んだ鶏たちの糞まみれになってまし、

別の時は牛肉の油がしみてリュックベタベタ

 

今回はリシンガで買うことのできない、貴重な貴重な生クリームを三箱買って、持って帰って来たのに

奴らのせいで潰されて生クリームが全部破裂、

リュックが真っ白な液体まみれになっていました。

 

 

生クリームだから牛乳より油分多いから、しかも臭いのなんのって

二回も洗ったのにとれません。

一つの箱、140円もしたのに、、、、

三箱で420円も損、、、、、

 

 

んんんんん、ゆるせん

食べ物の恨みは何よりも深い

 

こうしてさらにモザンビーク人への恨みが増えたぼくなのでした。