ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

燃え上がる 世界フィギュア女子sp

さすが世界選手権!!!!

一人でめちゃくちゃ大興奮していました@モザンビーク

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かなりの全体のレベルが高く、70点を取っても最終グループに入らない、と言うある意味凄まじい大会となりました。

 

けど今回全体的に採点がスピンに対して厳しいですね。その割にジャンプには結構加点出してますね。

 

つい最近まで女子ショートプログラムは70点超えたら、優勝候補と考えられてきたのに、変わりましたね。

75点は取らないとダメです。

優勝候補:技術点40点、構成点35点が目安です。

 


たまにあるんですよね。こう言う凄まじい大会。最近だと2016年の世界選手権、2014年世界選手権ショートプログラムなんか、こんな感じでした。

 


個人的には2007年世界選手権ショートもせめぎ合いでとても好きでした笑

 

 

 

上位に食い込むであろう選手に相次いでミスが出て、優勝候補の選手たちの中に若手や伸び盛りの選手たちが入ってきました。

こう言う選手が出ると今後の成長が楽しみで、ま他面白くなるんです。

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ショート6位

技術点 39.11点 構成点 32.15点 71.26点

 

ぼくの今シーズンお気に入りのプログラム。

ずっとメンタルが課題で、実力はあるのに第一線には立ってこれなかった選手なので、

この結果は非常に嬉しいです。

 

3-3で少し詰まってしまい、加点幅が少なかったですが、それ以外は割とまとめて滑れていたと思います。

細かいことを言うと、ジャンプを高く飛びすぎな点(加点が出にくい、コンビネーションを飛びにくくなる)と、

スピンがぶれるのがきになりました。

 

 

アメリカは今回2枠に減ってしまったので、3枠奪回のためにはテネル選手と協力し、2人の順位合計が13位以内に入る必要があります。

 

正直、今回の大会はかなりレベルが高いので厳しいと思います。

ベル選手にはプレッシャーを感じず、のびのびとフリーを滑ってもらいたいです。

 

予想完璧構成 フリー

技術点 70点 構成点 68点 138点

 

 

ショート3位

技術点 41.78点 構成点 34.18点 75.96点

 

今回のダークホース。

ジャンプ、スピン、ステップがさらに上手くなったと思います。

 

最近の好成績による自信もあるでしょう。

また昨シーズンまでのコーチ、オーサー(羽生選手と同じ)の基礎練習と

今シーズンからのコーチエテリ(ザギトワ選手と同じ)効果が合わさったことで全てにおいて質が上がったと感じます。

 

フリーで予定している四回転のおかげか、

自信とジャンプにゆとりが出ることも加点につながっています。

 

さすがエテリチームというべき、つなぎも完璧で隙がありませんでした。

そのおかげか、演技構成点が飛躍的ににあがりました。

 

予想完璧構成 フリー

技術点 85点 構成点 70点 155点

優勝圏内です。表彰台には登るかな。

 

 

  • イム選手(韓国)

ショート5位

技術点 40.43点 構成点 32.48点 72.91点

 

個人的に今シーズン序盤から目をつけていた選手。まさか今シーズンの最後でこんな仕上がりにしてくるとは。

韓国人のメンタルはやはり凄まじい。

 


全てが洗練され、シーズン序盤とは別人のようになりました。

スピード、スピン、ジャンプ全て良し。

 

今までジャンプだけという印象で、つなぎがイマイチでしたが改善され、さらにスケーティングにスピードがつきました。

 

これは韓国、1枠から来シーズン2枠は硬いでしょう。ユ ヨンが来シーズン、シニアに来ると思うので、2枠ほしいところですね。

 

予想完璧構成 フリー

技術点 73点 構成点 65点 138点

 

 

ショート10位

技術点 36.09点 構成点 33.41点 69.50点

 

フリーも最終グループで滑るような選手でしたが、ミスが出ました。

いつもの気迫が演技前が少し足りないような気がしました。

 

3-3の二つ目のジャンプがいつもより低く、回転不足でした。ステップはいつもより雑で浅く見えました。

 

もっと取れるはずの加点のところでやや取りこぼししてしまったのが、敗因でしょうか。

スピンは立派でした。

 

フリップの入り方なんかとても難しい入りでした。

課題の構成点を上げるためにかなりつなぎに工夫が見られた点は良かったです。

 

予想完璧構成 フリー

技術点 73点 構成点 68点 141点

 

 

  • メドベデワ選手(ロシア)

ショート4位

技術点 37.60点 構成点 36.63点 74.23点

 

言わずと知れた実力者。

ジャンプを見ても本調子までは戻せてない?

しかし、今の実力を120%出せる力はさすが世界2連覇した元女王です。

 

ジャンプ構成の3-3、2アクセル、3ループ

共にそこまですごい質がよかったか?

という加点のつき方で、

少しジャッジの元女王だからと思い込みおまけ点数があった感を受けました。

 


特にフリップは体が曲がって、ヨッコラセ感あるし、フリーレッグが汚なかったです。

こちらは回転不足を取られました。

 

アクセルの入り方はオーサーのおかげで良くなりましたが、それでも助走が長く、ヨッコラセ感があります。

 

全体的スピードはよかったとおもいます。

 

予想完璧構成 フリー

技術点 77点 構成点 74点 151点

ですが、、、、

 

完璧演技は一番上位選手の中で遠いと思います。おそらく、140点出せればいいな、と言う感じになると思います。

 

 

  • 坂本選手(日本)

ショート2位

技術点 41.98点 構成点 34.88点 76.86点

 

ジャンプはいつも通り凄まじいスピードからの飛距離と高さで素晴らしかったです。

アクセルが特にスピードが凄まじく、個人的には満点のジャンプでした。

 

スピンもただ回転速度の維持やポジションの美しさだけでなく、

ポジション変化するときに滑らかに変化、さらに加速したりする姿も非常に素晴らしいです。

 


苦手な分野である、しっとり系が今シーズンでだいぶ自分のものにできてきたのではと思います。

これはフィギュア選手にとって非常に重要です。

 

 

予想完璧構成 フリー

技術点 77点 構成点 72点 149点

 

ショート2位というポジションも比較的気合いしにくく、いい順位なのではないでしょうか。

 

この世界選手権会場は日本なので、完璧な演技ができればさらにおまけ点をもらえて優勝まで引っ張ってもらえるかもしれません、、、、

 

日本人選手が日本の大会だからって点数盛ってもらえることは少ないんですけどね笑

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  • 宮原選手(日本)

ショート8位

技術点 36.37点 構成点 34.23点 70.60点

 

個人的に一番好きな選手です。

スケートの才能というより、努力でのし上がってきた選手なので人間的な華やかさや、

ジャンプの高さといった点は確かにないでしょう。

 

けど、努力によって培った誰よりも正確なスケーティング技術と滑らかなスケーティング、

スピンは鳥肌が震えるほどきれいです。

 

ただ今日は全体的にイマイチでしたね、、、

3-3はいつもより低く、回転不足でした。

 

得意のスピンも回転速度がいつもより遅く、ポジションも少しよくなかったです。

緊張のためか全体の動きがイマイチでした。

 


非常に応援していただけに残念です。

これだけレベルの高い大会となってしまったため、フリーを完璧に滑っても表彰台は難しいでしょう。

おまけにショート8位となってしまったので、フリーでは最終グループに食い込めませんでした。

 

これはフリープログラムでの演技構成点に影響します。今までフリーの構成点72点ほど出ていましたが、

下手をすると70点を下回ってしまうこととなるかもしれません、、、

 

予想完璧構成 フリー

技術点 78点 構成点 73点 151

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  • 紀平選手(日本)

ショート7位

技術点 36.92点 構成点 33.98点 70.90点

 

五輪金メダリスト、ザギトワ最大のライバル。

 

トリプルアクセルのミスが非常に残念でした。浜田コーチも厳しい顔をしていたので、トリプルアクセル回避しようとしていたのかな。

実際どうなのかわかりませんが。

 

そのあとの3-3もいつもの質で降りられず、少し加点幅が少なかったです。

 


他は悪くなかったと思うので、

フリーは攻めるしかない構成で挑戦して欲しいです。

 

トリプルアクセル二本と、

スピン、ステップ、アクセル以外ジャンプも質が高く、紀平選手は武器になります。

 

フリーでほぼ大逆転優勝を3度もさらってきたので、ぜひその調子で挑んでもらいたいです。

 

1番の懸念は最終滑走に入り込めなかったので、1番の課題の構成点があまりでないかもしれません。

 

予想完璧構成 フリー

技術点 85点 構成点 70点 155点

 

 

ショート1位

技術点 44.72点 構成点 37.36点 82.08点

 

さすが五輪女王。

最終滑走でこの演技は震えました。

ショートプログラムは完璧。

言うことないほどでした。

 

トリプルアクセルを持たない普通の女子選手が出せる最高の技術と加点の連続だったと思います。

 


今シーズン苦しいこと続きでしたが、上手く切り替え、以前よりもかなり体を絞ったように感じます。かなり追い込んだのでしょう。

 

ジャンプもこれ以上ないほど素晴らしかったのですが、スピンが本当に本当に良かったです。

全てのスピンが全く軸がぶれず、回転速度早い。

さすがオリンピック女王。そんな感じです。

 

終わった直後の表情にも現れていました。

おそらく気持ちを全て出し切った演技だったので集中を切り替えてフリーまで持っていけるか否かが勝負です、、、

 


ただフリーまで1日開いてしまうと言うのは彼女に取ってはマイナスになるのでないのでしょうか。

とはいえ、ショートで大きな点差があるため、優勝はザギトワ選手か、坂本選手か、トリプルアクセル二本決めてのごぼう抜き紀平選手でしょう。

 


今シーズン、宮原選手の優勝を希望していただけに残念です、、、

一人で手に汗握って久々に3-3で回転不足になったときに叫んでしまいました。

恥ずかしい

 

予想完璧構成 フリー

技術点 84点 構成点 76点 160点

 

 

 

  • 優勝に向けて

フリープログラムでは、優勝争いをするためには下記の点数が欲しいところです。

 

技術点:77点 構成点:73点 150点

 

今この点数をクリアしているのは、紀平選手とザギトワ選手だけです。

(昨シーズンまではメドベデワ選手もクリアしていた)

 

かつ、完璧に滑れれば、

トゥルシンバエワ選手、坂本選手、宮原選手も不可能ではありません。

他の選手は厳しいかな、、、、

 

どうなるでしょう。フリーが楽しみです。