ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

理解したいと思うけどやはり無理 ~もざぴ日記65~

令和になりましたね。

結構協力隊の中でも、任地とかで「令和」が発表されるのを見守ってた人いたみたいです。ww

まあ、歴史的瞬間ですよね。

「平成」に変わったとき、まだ生まれていなかったので、

仕事や学校が休みになるのとかいいなあとか

 

歴史的な体験に立ち会えるのはいいなあ

とか思っていたのですが、今回もまた伝説の十連休?とかの

元号が変わることのおこぼれ(?)は享受できなそうです。

 

どちらにせよ、GWは勝手に10連休にして海外に行かせてもらっていました。ww

 

帰国したら令和だよ。。。

自分が平成2年生まれでかなり得したなと思っていたので、

(小学生時代は2つ年上の昭和になりたくて悔しかった笑)

自分の子供も令和2年あたりに作りたいとか思っていたのですが、たぶん間に合いません爆笑

 

その次に期待しましょう。

 

文化の違い

モザンビーク、特に僕の住んでいる二アサ州の人に良くあてはまる内容なのですが、

「あげる」文化というものがあります。

 

「もたざる者」が「もつ者」にお金や物品をもらうことが当然

という文化があるのです。

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お金をあげる文化

以前にブログに書いた気がするんですけど、確かに僕も同僚(しかもめちゃくちゃお金なくて困っていたとき)に、お金を恵んでもらったことがあります(笑)

 

 

持っている、持っていない関係なく、

現地人はお金や物をせびっている印象がないこともないのですが・・・

や、これリシンガだけ?

 

以前、モザンビーク人の中でお金を持っているはずの同僚が

お金がないといって(きっともらってるはずなので、無駄遣いをした?)

あまりお金がないはずのタクシー運転手にお金をせびっていました。

 

日本人の感覚では、友人ならまだしも

見ず知らずの人(上記の場合は見ず知らずだったという驚き)にお金を貸す、

というのも、ましてや「あげる」なんてしないですよね。

 

 

電車でげろ吐いている人にハンカチをあげる、

というのを訳が違います。

 

 今日の出来事

今日、相変わらず同僚が外でのほほんとしていたので、

一緒におしゃべりをしていました。

おしゃべりをして交流を深めるのも活動のうちです。

(そういう時期は過ぎ去ったような気もしなくはないが)

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※写真はイメージです

 

以前にお手伝いさんとして、頼んでいた女性がやってきました。

当然のごとくおしゃべりします。

 

最後、「じゃあ私いくから、20円ちょうだい」

 

 

マジで意味不明wwwww

 

これよくあるんですけど、今日は聞いてみました。

「なんのために?」

 

以前に病院行くからお金を貸して、などの理由では

貸したことがあったのです。そこまで鬼じゃないし

 

っていうか、ケチだから貸したくないわけじゃないし。

や、ケチか。

(ちなみに返ってきていない)

 

 

もざん人:「ケーキ(サーターアンダギーみたいな、小麦粉の塊を揚げたデブフード)

をかいたいから」

 

 

マジで意味不明。

いつも通り丁重にお断りをしました。

 

ていうか、どういう理由があって、お金を出さなきゃいけないわけ。

 

いつも絡んで、良くしてもらっている同僚や友人なら全然わかる。

 

けど、おまえ、4~5回家に仕事来てくれただけやん。

別に今すぐ食べないと餓死する、とかじゃないよね。

 

 金を持っている日本人は貧乏なモザンビーク人に恵むのは当然?

何が腹が立つって、

お願いする頼み方ではなく、ナチュラルに至極当然に要求してくるのです。

 

 

日本人は自分たちよりお金を持っているから、貧乏なモザンビーク人に払うのは当然だ

いつも言われます。

そんなこと言ってるから、いつまでも $%&’(O=★’&Q"# なんだよ

(↑ ちゃんと書くと怒られる) 

 

たぶんこれ、宗教的な考えなんですよね。

キリスト教イスラム教も

「お金のない人には恵む」

 

という教えを説いています。

実際白人さんがモザンビークの子供にケーキ買うお金をせびられて、

渡すのを見たことがあります。

 

これふつうに(頼まれても渡さない)日本人、ただのわるいやつじゃんwww

 

 

まあそれでもそれ必ず一日一回は頼まれる事象なので、

わざわざブログにもはや書きません(笑)

 

今日は違かったんです。

 

 

いつも通り丁重にお断りしたら、

一緒にいた仲良しの同僚に怒られたんです。

 

同僚:「なんで払ってあげないの?」

「お前はなんの宗教を信仰しているんだ。

誰かを助けたらその分神様に救ってもらえるんだよ。」

 

ぼく:「日本人はあげる文化はあまりないから、あげるのは好きじゃないんだよね」

 

同僚:「お前は今ここにいるんだから、私たちの文化を受け入れなさい」

 

 

じゃあお前が金だしたれや。

 

ぼくも至極裕福に暮らしているわけではなく、結構かつかつで生きてるんだよ(#^ω^)

 

もちろん現地人とくらべれば、ミネラルウォーターはのんでるし、

お米は食べてるし、洗剤用せっけんを使っています。

 

現地人は、

井戸水を飲み、

コメは高価だからシマを食べ、

普通の固形石鹸で洋服を洗いますが、

 

それ生まれてからずっとそういう生活やん。

 

やはり思うのが、アフリカで先進国の生活をしてきた人間が暮らすって

大変なのよ。

 

なんでもらう立場なのに切れられなくちゃいけないわけ。

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過去と比較される

しかももっと納得いかないのが、過去のボランティアのことを出される。

過去の〇〇さんと△△さんはカプラナをくれた、ケーキをくれた、

いろんなものをくれた

 

や、そんなの知ったことないし、

彼らはたまたま日本で働いてて、お金にゆとりがあってきていたから

そういうことをしていたかもしれないけど、まじで他人にあげられるお金なんてないし、そもそもあげたくないし。

 

こういうのって本当迷惑だなーって思います。

自分のした行動があとにどうつながるのかを考えてほしいです。

ものをあげれば、そのあげた人は「いい人」になるし、

相手も喜んでくれるし、それは一時としてはよいでしょうよ。

 

けど、日本は「魚をあげる」のではなく、「魚の釣り方を教えろ」の文化。

色んな料理や言動でびっくりして、受け入れがたいことはあるけど、

とりあえず受け入れて、理解できるようにしてきた。

 

けど、どうしてもこの「あげる文化」だけはむり!!!

今日も授業するはずだったけど、一気に気が失せました。笑

 

そもそも教室にほぼ生徒いなかったし。

彼らは関係ない事象だし、明日はおしえてね!っていわれたから、

明日はやるけどまじでなんなん。

 

何もしたくなったけど、やっぱり彼らとの交流を深めるには

会話が一番!と思って、おしゃべりにいったけど、

ほかのそんな仲良くない同僚がきて、悪口を言っているか、

会話からはぶりたいのかなんなのか知らないけど、

わざわざあえて現地語で話してくるし。

 

ま、じ、で!!!

★!%’)?◇&%!!!!!

(↑現地人への暴言はJ〇CAさんより硬く禁じられている)

 

すごくいいところもあるし、いい国だと思うけど、

マジで一生住むなんて無理だな、と感じた今日この頃でした。