表敬訪問 〜もざぴ日記104〜
昨日は表敬訪問の一日となりました。
表敬訪問の昨日について振り返ります。
表敬訪問
青年海外協力隊は、日本からの赴任時と帰国前にモザンビークの外務省、在モザンビーク日本国大使館、所属の省庁(僕の場合は農業省)へ挨拶へ行く公式行事があります。
たった3つの関係機関に挨拶へ行くだけなのですが、着慣れていないスーツを2年ぶりに着て、
2年ぶりのプレッシャーのかかる偉い人と話すのはなんだかとっても疲れました。
昨日の行事を通しておもったのは、社会復帰がかなり難しいのかなと実感したことでした笑
たった昨日1日なのに、この圧迫された環境と時間の予定が詰まっている感じをかなり息苦しく感じてしまったわけです、
徐々に慣らして行く必要がありますね。
モザンビーク外務省
最初はモザンビークの外務省です。
9:30スタートで、その直前にドミトリーはお迎えに来るものと思って、7時頃に起床してのんびりしていたら8:20頃にJICA事務所から電話。
時間を間違えて、9:00スタートだったので、8:40に迎えに行きます!!!
テッテレー
あと20分ドタバタで準備をします。
けどこれがモザンビークだよな、って思います。
JICA事務所もすっかりモザンビーク化して、地域に根を張って活動しています笑
外務省は予約が9時からでしたが、
案の定担当の方がいません。
実は赴任時に来た時もまさかの当日ドタキャンをされました。
日本人であればありえないことだったので、国のトップの官僚ともある人が、、、と赴任当初驚きを隠せなかったことを覚えています。
が、今は2年経過して、「あーやっぱりな」と気軽な感じで思えるようになり、
待合室のソファーで1時間以上待ちました、
そして結論。
結果担当の偉い人は外出先?から帰ってこなかったため、その部下の方と面談をしました。
面談内容は、任地、活動先、活動内容、2年間で困難だったこと、などが問われました。
とても2年前には無理だったこんな会話が、ある程度できるようになったことは、それだけでもモザンビークへ来た甲斐があったなあ、と感じています。
モザンビーク農業省
こちらも待たされましたが、20分ほどでしょうか。こちらは事前に活動内容のプレゼンをポルトガル語ですることを指示されており、
そのプレゼンの方が心配で、割と気が気ではなかったのですが、
会議室で偉い人を待っていた時、同席していたモザンビーク人のおじちゃんがすごくいい人で、その会話のおかげでかなり緊張がほぐれました。
やっぱり日本人といるより数倍こちらの方が楽かもしれない。日本人はすべてのことにおいて一生懸命、ちゃんと色々やりすぎ、
もっと適当に肩の力を抜いてやればいいのに。
肝心の偉い方がやってきました。
この偉い方がさらにさっきのおじちゃんよりいい人で、そこらへんの飲み屋のおっちゃんと変わらないようなすごくいい感じの人でした。
とてもオーバーリアクションだし、反応見ているだけでも面白いです。やはり頭がいいためか、少し早口で難しい単語を使う点は大変でしたけど、、、
彼もいい人で安心はしましたが、プレゼンを終えていくつか質問をもらった時は、やはり緊張しました。
顔がちゃんと仕事モードとなっていたし、
早口で難しい単語を使うため、よく分からなかったからです。
JICA事務所のモザンビーク人スタッフや、同期隊員に助けてもらいました笑
けど最後別れ際に、この偉いお方がみんなに握手を求めてきました。(モザンビークでは普通)
ぼくに、「お前のポルトガル語はすごく上手だった」と言ってもらえたのはかなり嬉しかったです。
あんまり自己肯定をするのが苦手なタイプなので、こう言った褒めことばによって、
「勉強しててよかった」という気持ちが持てたり、自信を得ることができるような気がします。
日本国大使館
最後に日本国大使館へ訪問してきました。
当たり前ですがこちらは一歩屋内へはいると完全に日本。
書かれている文字も全て日本語でなんか絶望しました笑笑
そして日本人のため当たり前と言ったら当たり前ですが、通された部屋にはすでに次官とお付きの方。
冷えた水まで人数分用意されていました。
大使が急な用事が入ってしまい、我々と面談できないとのことで、次官が出席くださいました。
日本では当然のことなのですが、ぼくにはなぜか恐怖に感じました。
完璧すぎて怖い、、、
モザンビークに触発されて見事に社会不適合者となりそうなのでこれからトレーニングしていきます笑
次官からも2年間での活動や印象深いことを聞かれたのですが、一番印象的だったの中国の大使と話したというエピソード。
中国も日本と同じように青年海外協力隊のような地元に根を張って活動するような構想があるそうです。
しかし中国側の1番の懸念は治安面とのこと。
そこで日本側どんな安全対策をやっているのか、と書かれたそうです、
安全対策として、不妊時のオリエンテーションと、年に2回首都で実施されると安全対策会議のみです。
という上記の事実を伝えると中国大使は爆笑だったそうです。笑
なにが言いたいのかというと、
それだけモザンビークでの、アフリカでの日本人への印象がかなり良い、ということ。
我々は中国人と似ているため、
中国語の真似をしてからかわれたりすることが多々ありますが、日本人だと知ると不思議とバカにしてきません。
日本人はアフリカのために一緒に協力してくれている、勤勉、車の質がいい、
などとてもいい印象を持っている人が多いです。
韓国も協力隊のようなボランティアを派遣しようとしていますが、モザンビーク政府がなかなか認可してくれないようです。
この点からも日本への信頼感の厚さを見て取ることができます。
というわけで、日本はやっぱりすごい国なんです。幸福度が低い、とか言われていますが、もっと胸を張って堂々と暮らしていくべき、だと思います、
日本にずっと暮らしているとなかなか感じにくいことなんですけどね、、、
そのために我々は無事に2年間過ごすことができたのかもしれません。
なんだかんだ言ってきたこのブログでしたが、モザンビークには本当感謝です。
おまけの話ですが、エッフェルさんが作ったで有名なマプト中央駅の中にあるレストランへ行ってきました。
いい雰囲気なのに、何よりもなぜかそこらへんのレストランよりもかなり割安で量が多くてまあまあ美味しかったですー!
気になる方ぜひ!
では、あて あまにゃー!