ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

もざぴその後 〜ポルトガル第3の都市編〜

オラ!(オラオラではない)

 

さて、ポルトガル語圏メインの今回の長期旅行。

1ヶ月にも及ぶ工程なわけですが、今は南ヨーロッパポルトガルにいます。

ユーラシア大陸の最果てです。

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コインブラ大学 本館入り口


日本とポルトガル

お互いにユーラシア大陸の端と端だから、面白いですね。

ちなみに旅程はこんな感じです。

 

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ポルトガル第三の都市 コインブラ

コインブラはセントロと呼ばれる真ん中の地区で一番大きな都市、

ポルトガルの中だと3番目です。

 


コインブラで有名なものといったら、なんといってもコインブラ大学。

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名門コインブラ大学はポルトガル最古の大学で、11世紀だか12世紀の創設です(よく覚えてない)

 


ヨーロッパ全体で見ても最高峰の大学で、ポルトガルで一番の名門。

一時はリスボンへの引越しもしようとしてたみたいです。

 


けど、コインブラからコインブラ大学取ったらマジで何もなくなるで。笑

 

 

坂が多いコインブラ

てか、まずコインブラ

というかポルトガルの他の都市もそうなのですが、坂多すぎ。

もっといい場所に街作れなかったわけ?笑

 


個人的には今まで訪問した5つのポルトガルの街の中で、一番坂が多いし急だし、

絶対住みたくないと思いました笑

 


そもそも街自体が第三の街のはずなのに、

寂れているように思います。

や、建物は多いのです。

ただ廃墟というか、昔たてたけど中身空っぽ的なのが多いです。

 


ポルトガル人もスペイン人同様、夜になると動き出す人民なので、

ポルトのように夜になったら人が増えるかなーと思ったら、あんまり活気の感じ変わりませんでした。

 


夜になったら活気出るのかな、と思っていた近くのいい感じの通りも、

公園があっていい感じなのに、周りのお店はイマイチ開いてませんでした。

 

 

いざ、コインブラ大学へ

大学はコインブラの街の中心、丘の上にあります。

 


雰囲気は超良いです。

超大昔はもともと王宮だったため、

丘に沿って城壁的なのはあるし、ミステリアスな入り組んだ迷宮って感じを楽しめます。

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ただ坂がきついんだわ。

もう20後半なんだから、優しくしてくれ!!

 


と思ってたら超デブの白人おじさんとかも、坂の頂上に存在したから、

きっと何かしらの手段で登ってきたのでしょう。車かな。

 

 

 

今から1,000年前くらいに作られた街なので、もちろん車のことなど考えられておらず、とても狭い路地が続いています。

 


けど、そこを無理して車が通ってくるのだなー、また。

マジで邪魔。

 


くるたびにカフェに半分立ち入る感じで避けます。

 

 

 

めちゃくちゃ汗だくになりながら、

いざ着いてみると、大学の本キャンパスの中は当然ながら平らです。

大学の一角みたいな感じで教会(旧カテドラル)もあるので、雰囲気ハリーポッターです。

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おまけに学生たちの制服もハリーポッター風です。まさにこんなスタンプのような。👨‍🎓🎓

 


黒いマントいいなあ、かっこいいなあ

と思っていたら、学生たちが制服でなぜか路上で、ペンとか変なお土産グッズ売ってます。

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路上に敷物広げて、、、っていう貧民スタイルではないですが、

結構しつこ目の売り子を観光客相手にしてました。

 


なんだろう、制服着てれば写真撮ったり、珍しがって近寄ってきた観光客にものを売れるから小銭稼ぎがてらやっているのか、

大学が収入アップのために組織してるのかは謎ですが、

そこそこの学生たちがいました。

 


そんなんでいいのか、

ヨーロッパ最高峰の大学生。

 

 

 

 

図書館が有名

コインブラ大学は何と言っても、

図書館が有名です。

他の大ホールなど施設に入るのをふくめて12ユーロだったかな?します。

 


図書館は貴重な本を守るために、

人数で入場制限をかけており、チケットを購入すると時間を割り振られます。

 

大学の本館内部

2時間ほど空いてたので、

他の帽子の間のあるグランドホールから見て回ります。

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結局どこが帽子の間だったか謎でしたが、

なかなか面白かったです。

コインブラ大学は学部別に色を分けていて、医学部教授が会議するところは医学部の色の黄色に統一された部屋だったりしました。

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個人的に面白かったのが、個人試験の間。

昔王宮だった際は、王の寝室として使われていた部屋のようですが、そんなにゴージャス感はありません。

(装飾を変えたのかな)

 


歴代の総長?の絵が飾られています。

全員はげのおっさんでした。

女性いないんやな。

 


今は廃止されたみたいですが、その部屋で昔口頭試問をしていたようで、

個人的な内容に関わるために

教授と学生以外は立ち入り禁止だとか。

 

 

 

なんか口頭試問ってなんでしょうねwwww

えろいこともたまには行われていたような気もしますが、神並ぞ知る事実。

 


卒業授与式などを行うホールがあり、

そこには歴代の王様の肖像があります。

意外とこういうホール狭いんですよね、日本の方が広い。

 

 

 

一番最後の王様とその前にの王様の肖像に銃弾の跡があります。

共和制にうつるまえの動乱で学生たちが発砲したそう。歴史を感じます。

こういうの好き。

 

大学の図書館

図書館はたしかにかなり立派です。

図書館は二階建て構造?で、

地下にはなぜか牢獄があります。

 

説明文があまり理解できなかったのですが、

昔は名門大学だと学校内の人間を守るために作られたんだとか。

 

つまり世の中には法律なかったけど、やばそうなやつは捕まえて牢屋にいれてたってことなのかな?

ちょっと謎ですwwww

 

 

中間階はいわゆる普通の人が想像する図書館です。

ここでは本の管理を徹底するために、本を鎖で繋いでたんだとか(昔)

かなり分厚い辞書みたいな本多いし、

埃臭いし、汚そうだし、

誰がなんのために読むのでしょう笑笑

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この部屋を見たあと最上階へ通されます。

昔中間階と最上階へは簡単に行けなかったようで、観光用に直通の階段を使ったそうです。

 

写真撮影禁止のため、写真はありませんが、

雰囲気ハリーポッターの図書館です。

 

高い天井、普通の三階建て番くらいの高さにずらーーーと本がところせましと棚に並べられています。

 

最上階は大きく3つのスペースから成り立っており、その間にあるアーチ1つ1つにゴージャスな金がついてます。

 

これがモザンビークとかから搾取した富で作ったものなのか、、、

大学総収入の三年分費やされたそうです。


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図書館の上の部分に、本の知識は糧になる的なことが書いてあります(適当)

 

'

話は変わるのですが、

大抵ヨーロッパの建物、特に協会は立派ですよね。

それが普通だと思ってたけど、普通じゃないことにモザンビークへ行って気づきました。

 

モザンビークでは、街一番の協会でも窓ガラス割れてたり、絵とかもない質素だったりしたからです。

つまりヨーロッパは植民地のおかげで、

搾取したおかげでこのような立派な建物や

街を作ったんだなーと、

 

今まで違った視点で見るようになりました。

 

それも歴史と言われればなんですけどね。

 

では、 あて あ ぷろっしまー