ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

世界の果てまで行ってP 〜マラウイ編 I 〜

最近はバタバタとしていたり、ブログを更新するモチベーションがなかったり、マラウイ&ザンビア旅行に来ていたりと、、、

なかなかブログ更新できてませんでしたが、、、、

 

今回は世界果てで最貧国と言われるマラウイと、世界三大瀑布を要するザンビアに行って来ました〜

 

この記事ではマラウイについて書いて行きたいと思います。

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マラウイは世界最貧国の1つで、水や電気の普及率の低さやアクセスの悪さ、国土の広さ、資源の乏しさなどから世界の果てと言われており、

某有名旅行ガイドからもなぜかマラウイだけハブられるほどの小さな国です。

 

観光地も少なく、ウォームハートの暖かいマラウイアンが1番の魅力なんて、マラウイ派遣の隊員は言っていますが、、、、

 

モザンビーク世界遺産を要するにもかかわらず、某有名旅行ガイドには3ページほどしか記載してもらえてないことから、実際マラウイは観光の期待をしてませんでした、、笑笑

 

結局国としてしょぼいから、人で押してるんじゃんとか考えていました。

 

 

なんていう間違い⚡️笑

 

 

仲良し同期隊員のおかげでとても充実して楽しい八日間でした!

 

◼︎1日目 モザンビークリロングウェ

早朝に出発したこともあり、順調に、むしろはやくマラウイの首都 リロングウェイに着くことができました!

 

まあ当然なのですが、マラウイの国境を超えた途端に「Hi how are you?」

 

グエーー。英語や。

ふぁいん。

 

と答えるだけなのですがこれが出て来ません。

まず、ótimo!(最高!)が出て来てしまいます。

 

国境から首都リロングウェイに向かうバスでも英語かあ、、、、

 

と思っていたら。

 

国境にいた人は英語が話せましたが、バスの人は英語すらままなりません。

 

リアルに「やべえ」と思いました笑

 

 

とりあえずリシンガの現地語で挨拶を試しにしてみました。

 

ぼく:「あでぃもいしぇー おうでぃ」

 

現地人: ........!♡♡♡

 

 

 

通じました。

 

さすが近いだけある。

そしてこれで心を開いてくれたのかたくさん話しかけてくれました。

まあもちろん9.9割わかりません。

 

現地語では「おはよう」「元気?」しか言えませんが、

 

かろうじて「どこ行くの?」

はリシンガでうざいほどいろんな人に聞かれていたので、話せないけど聞いて分かります。

 

そうこの言葉が役に立つ時が来ました。

現地人「どこ行くの?」

ぼく    「!!!(理解できた)」

           「マンゴチ!(リロングウェイの経由地)」

 

と、こういう無駄と思って来た現地語が、ここにきて生きました。無駄なんてことはないですね。

 

そういえばマラウイからモザンビークへ遊びにきた同期隊員もポルトガル語が分からないので、現地語を共通語にしてなんとかたどり着いたとのこと。

 

やー。共通言語すぎょい。

少し感動した一面でした。

 

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※任地リシンガとマラウイはこんなに近い。

 

 

首都リロングウェイには明るいうちに着くことができたこともあり、街並みを見ることができました。

同じアフリカの首都といってもモザンビークの首都マプトとはまるっきり違いました。

 

例えて言うなら日本の田舎町のバイパス沿いな感じ?

 

ファミレスとかガソリンスタンドや、ブックオフ的なとかダラダラあるそう、あんな感じです。

 

なんか街の広さはかなりあるのですが、メインストリートに沿ってダラダラとガソリンスタンドやお店があるばかり。

 

流石に首都なので車の数は多いですが、一車線しかないし、高い建物もないし、、、、

流石アフリカの秘境マラウイの首都。

首都感は全くありませんでした♡笑

 

 

モザンビークから節約のために陸路で来たので、同期隊員にバス停までお迎えに来てもらい、約一年ぶりの再会!!

 

訳あって金髪にしていたのでとても動揺されました笑

 

夜はナミビア隊員の同期ともう一人のマラウイ同期も集まって、韓国料理をいただきました♪

さすが首都だけあって、外食は充実してる。

首都いいなあ♡♡

 

 

だいぶ会うのが久々だったので、近況報告だったり、活動の愚痴だったり、現地民の愚痴だったり、、、笑笑

 

けどみんな訓練所時代とは違い、たくましくアフリカで頑張ってる様子が伝わって来て、改めてすごいなあと思いました。

(ぼくが1番大した活動してなかった感、、、)

 

 

◼︎2日目 リロングウェイ → ムズズ

日曜日ということもあり、ほとんどの観光地やお店はクローズ。

ということで、日曜でもオープンしているマラウイの本気が見られるショッピングモールへ行ってきました〜。

 

白人が先進国の人向けに販売しているチテンジ(マラウイ伝統の布)を加工した雑貨が売っているお店なんかがあり、お土産にぴったりです!

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さすがアフリカの秘境マラウイ

モザンビークでも同じような加工商品がありますが、モザンビークはもっと質が悪く値段が高いのに対し、質の良い 破格の値段でチテンジのジャケットを買うことができました♪

 

約2000円!

 

とても気に入って買ったわけではありませんでしたが、旅の途中でおしゃれさんで有名なイタリア人に

「このジャケットどこで買ったの!?」

とすごく欲しそうな感じでせがまれたので、いい買い物できたなあと満足することができました!

 

たしかになかなかかわいい。そしてモザンビークの半額以下。

 

そのあとは長距離バスでマラウイ第3の都市で北部の中心のムズズへ。

約5時間くらいでした。

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途中でジュースは出てくるし、ケーキは出てくるしで、バス自体も中国から寄付してもらった?大きくて綺麗なバスで、とてもとても快適でした!

あの大型バスでめちゃくちゃ爆走していたのが少し怖かったけど、、、

 

 

途中の何もない森とかでたまたま乗り合わせた先輩隊員が降りて行ったので、かなりビビりました、、、、

 

こんな何もないところで生活してるのか、、、!?

 

マラウイ隊員はつよい。

 

第3の都市といってもムズズは想像以上に大きく、トヨタの工場やなんか銀行の高いビルがありました。なんだ、マラウイ都会やん。先進国やん。

 

この日の宿泊はマラウイ隊員には通称犬噛まれロッジとして親しまれる(?)ロッジです。

白人さんが経営しているからか、とても自然に囲まれて綺麗なロッジで食事もめちゃくちゃ美味しい。しかもやすい。

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だけど、、、、

白人さんは防犯のために割と犬を飼っていることが多いんです。

だからこの通称犬噛まれロッジにもいるわけで。

なんで通称犬噛まれロッジなのかというと、マラウイ隊員が次々に襲われて動物咬傷を受けているから。笑笑

いや、かなり笑えません。ここはアフリカ。

狂犬病のリスクがあります。致死率100%

 

なんでも最近のマラウイ隊員ですでに2人も動物咬傷をこのロッジでやられてるらしい。笑

もちろん何ともなかったようですが。

 

や、そんなところやめろよとか思ったけど、かなーり快適です。

本当に嫌なのは犬だけ🐕

 

でかいのが三頭もいて、夜に着くと襲ってくる凶暴さが尋常じゃない。ぼくらはまだ明るいうちについたこともあり何もありませんでしたが、、、、

夕食を食べているときに、レストランに侵入して来た時などはもうかなりヒヤヒヤ、、、、

 

 

「そんな犬がたくさんいる危ないところ案内するなよ」と内心思っていたのですが、本当に良かったです!

 

犬が大幅減点ですが、それ以外はかなりよくて、この旅で泊まった宿では二番目に良かったです!

 

ちなみにこの宿の名前は ウムンツ といいます。(いまさら)

朝ごはんがオーナーの白人さんが作ってくれるようで、絶品のようです。

ぼくらはオーナーが急遽病気になって、病院に行かなきゃだから朝飯を作れないと言われました、、、、

それを楽しみにきたのに。しょぼん

興味ある方は犬にだけ気をつけて下さい笑

 

 

 

おまけの話ですが、マラウイ隊員は電気がない隊員が多いためかかなり朝が早いようです。

 

今回犬噛まれロッジで、ナミビアの友人が夜中2:00だか3:00(まだ真っ暗だったらしい)にトイレに行って、戻って来ると.....

 

「おはよう😃☀☀」

(めちゃくちゃ明るくてテンション高い感じ)

 

とても寝起きとは思えない素晴らしく明るく元気な声で。

 

普段だったら気持ちの良いこの挨拶も、ナミビアの隊員は寝起きの真っ暗な時のテンションでは軽い怒りを感じたようでした笑

マラウイ隊員の底知れぬ体力とたくましさを垣間見た瞬間でもありました。

 

※追伸

ぼくたちが泊まる約1週間前丁度この犬噛まれロッジが賊に襲われたようです。

犬噛まれロッジという悪名をとるくせに、犬っころ何してんだよ。怖いですね。

JICAから注意喚起のメールがぼくたちの旅行後にマラウイ隊員宛に来たみたいです。

もし行こうと計画立てている方は気をつけてください。

 

◼︎3日目 ムズズ  → リビングストニア

本日は北部随一の観光地、リビングストニアへ行って来ました。

この旅では「1日目の首都のホテルからどんどんホテルのレベルも、場所のアフリカ感もひどくなって行くよ」

と脅されていたので笑、

かなりビクビクしていましたが。

 

いい意味で期待を裏切られました!

 

 

ムズズからは約2時間ほどの道のりで、

リビングストニアの麓まで行く道のりはモザンビークの倍くらいは綺麗なコンクリートの整備された道でとても快適でした♪

 

我ながらミニバス(どんな運)運があると思っており、今回の旅でもかなり公共交通機関のバスに乗りまくっていたのですが、なかなか出発しなくて待ちぼうけ、、、、

なことは一度もありませんでした。

 

さすがラッキーボーイ。

 

 

この日も例に漏れず、麓からリビングストニアの高原へ上がって行く公共バスはかなり待たされることが多いみたいなのですが、乗り込んだら一瞬で出発しました。ヤッター

 

おまけにマラウイアン引きずり出すことにはなったけど、快適な助手席を確保できたし。

 

 

道もこの旅で1番悪い、くらいに脅されていたのですが、

今回の旅行来る前でもお世話になった任地リシンガ 〜 国境の町 マンディンバ や、

以前えらい目にあわされた リシンガ 〜 カーボデルガド州 州都のペンバ までの道よりはマシだったので、車酔いも辛い思いも特に無かったです。

 

日本から来たら人だと、川底を走っているようなえぐられた感じや大きな砂利だらけの道のりで非常に不快に感じると思います笑笑

 

 

ですが、、、、!

そんな過酷さを吹っ飛ばす素晴らしいホテルと絶景が待っていました!!!

 

 

そうです、ここのホテルが今回の旅で1番満足したホテル、マッシュルームファームというホテル。


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もちろんかなりの秘境にあるので、

虫はたくさんいるし、

トイレは水洗じゃなくて穴だし

(ただし便座はついてるし、おが屑まいてるから臭くない)、

Wi-Fiはないし、

部屋に電気のコンセントがなくて充電できませんが、

 

 

かなーり良かったです。

大自然の絶景を見ながらオシッコしたり

(普通に仕切りあるから他からは見えない)、

シャワーを浴びたり(ホットシャワーある)。

 

けど、日が暮れてからのシャワーはお勧めしません。さすがに寒い笑笑

 

気になる携帯の充電も、ロビーに行けばソーラー発電(?)で充電させてもらえるので、ぼくは不便を感じませんでした。

自分の充電池もいつも持ち歩いてるし。

 

意外と予想より早く着いてしまったので、近くに滝があるということで、ガイドさんを急遽呼んで軽く滝までお散歩へ出かけて来ました。

 

向かうまでの道がとてもわかりにくく、少し険しいので、ガイドさんがいないとたどり着くのはかなり大変だなーとか思いながら歩いてました。

 

かつてイギリスに支配されていた時奴隷として連れ去られるのを避けるためにこの滝のところまでマラウイアンたちは隠れていたそうです。

なんだかすごいなあ。

 

滝の落差も非常にあり、ビクトリアフォールズよりすごいんじゃね、とか思っていましたが、ビクトリアフォールズとはそれは全くの別物でした。笑

 

 

このホテルの食事もかなり美味しくて、夕食にはナスの揚げ物にタレをつけて食べる食事が出されたのが激ウマ。

 

滝を見に行ったときに近くのローカル村でキャッサバをシマに混ぜていた?ので、その素をもらって無料でシマと豆もちょうりしてくれたのですが、

これも絶品!!!

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本当に美味しかった!

食事でいうと、ここのご飯かリロングウェイのコリアンガーデン(ホテル)の朝食ブッフェが1番美味しかった♡

 

ちなみに着いたときにカレーラーメンのようなのを食べたのですが、それはただのインスタントであんまり美味しくなかったです笑

 

 

夕食後は部屋に戻ってゆったり。

トランプで大富豪。

マットレスが柔らかすぎて腰が痛くなりましたが(笑)、仲のいい友人たちとたくさん話せてとても満足したものとなりました。

 

 

続きは次回〜