世界の果てまで行ってP 〜マラウイ編Ⅳ〜
長かったマラウイ編もようやく終盤です〜
読んでるみなさんも大変だと思いますが、書いてるのもなかなか大変なんですよう〜笑
さて続き行きます!
◼︎7日目 同期宅 → ムズズ → リロングウェイ
弾丸陸路移動でも、朝から元気なマラウイさん
本日は弾丸で、行きは2日かけてきた道のりを1日で戻ります。
と、いうわけでまだ夜も明けきらない早朝からスタート。
ウォッチマンに車を呼んでおいてもらいました。僕とナミビアくんはだいぶギリギリまで寝ていたせいで、起きたときにナミビアくんはウォッチマンに「おせえ」って文句言われたみたいです。
僕は何も言われず。
マラウイさんはビビるような早起きをして、まさかの朝ごはんを準備してくれていました。笑
愛情たっぷりのアボカドと玉ねぎのサンドウィッチ。
朝ごはんもあるヨ!!
って車の中で言われた時はかなり衝撃を受けました。
朝強いってまだ朝でもない時間から、、、、
しかも四時前にお腹が空いて、彼女は自分のサンドウィッチを半分食べてしまったらしいです。笑笑 すごすぎる。
僕はふつうに7時ごろ車の中でお腹空いて食べましたが、ナミビアくんはリロングウェイ着くギリギリまでお腹空かなかったようで、10時ごろにサンドウィッチを食べていました。
アフリカで初めてのヒッチハイク
話は変わりますが、マラウイではヒッチハイクという移動手段があります。
もちろんJICAとしては規定違反なので乗ることはできません。。
ところで、、、
ヒッチハイクと聞くとビビりませんか?
僕はビビりました。
過去に一度だけ台湾でどうしても乗りたい船に間に合わなそうだったので、ヒッチハイクで捕まえた車に乗ったことはありましたが、、、
オーストラリアでヒッチハイクした女性が殺される、、、とかの事件があったような気も来たし内心結構やだなあ、とか思ってたんです。
ところがどっこい。
こちらのヒッチハイクスタイルは少し違うみたいです。
ヒッチハイクするってなった時に、街の中で決まったヒッチポイントと呼ばれる、多分仕事ない人が勝手に車を持ち寄ってる場所的な場所があって、
そこで適当に人数を集めて行き先へ向かうのです。
ゆってみるなら、シェアタクシーの許可なく勝手に営業しちゃってますバージョン?
いつか個人できたときに乗りたいと思います〜
マラウイの警察とモザンビークの警察
ヒッチハイクのスタイルにもなかなかびっくりしましたが、
モザンビークとの違いで1番驚いたことがこちらマラウイであります。
警察がちゃんと働いているのです。
警察がちゃんと機能している。
ポイントポイントで検問があり、車を止めて警察がチェックするのですが、
モザンビークだと検問はほぼいちゃもんをつけて賄賂をもらうためにあるのです。
話はだいぶ遡って、一人でミニバスに乗ってモザンビークからリロングウェイに向かってる時も、止められました。
内心「あー嫌だなあ、英語で警察と戦わなきゃいけないのかあ」とか思ってました、、
そしたら、マラウイの警察は車検のチェックや、公共交通機関としての届け出を出してるかチェックして僕には手を振って来て、「良い旅を」なんていうではありませんか。
もうこれには感動しました。
そしていかにモザンビークの警察が腐っているかも実感した場面でしたが。
リロングウェイ行くときに見かけましたが、ヒッチーの車が警察に止められてました。。
流石にこれは勝手に営業しちゃってるわけで、公共交通機関の証明がないから、出発するのにかなり時間を要しました。
結論、金で解決したみたいです。笑
早く賄賂渡して出発しろよって他の客たちがだいぶ騒いだ後でようやくお金を渡してたので、
この運転手、だいぶ金にがめつかったのでしょう。
マラウイさんのつき抜けた天然さ
リロングウェイについてからはお土産屋さんに行ったり、おいしく中華料理を頂いたりしました。
なんとリロングウェイには、出前一丁があったのです!!先進国すげえ
この日の宿はマディディというリロングウェイでもおしゃれな宿だったのですが、
少し街中から離れているので、一度チェックインして荷物を預けてからリロングウェイ散策をするか、そのまま散策しちゃうか・・・って迷うことになりました。
まあここまではよくあるやつで。
で、マラウイ隊員のドミトリーがすぐ近くにあるので、マラウイさんが荷物を置きに行くということで・・・
最初は昼食のあと一度荷物を置きに行こうとなったんです。
外部者はドミトリーには入れないので、外で待つことになるのですが。
けど、ドミトリーの近くまで来た時に天然マラウイ隊員さん。
「やっぱり盗まれたりとかしたら困るから、チェックインしにいっちゃお~」
まあ、それならそれでよいんです。
とりあえずマラウイのお金が底をつき始めていたので、お金を換金してからホテルへ向かうことに。
換金するところまで、ドミトリーから約10分。
換金も無事終わり。
さて、宿にチェックインして重たい荷物から解放されるのか~~と思っていたのもつかの間。
気分が変わったらしいマラウイさんからひと言。
マラウイさん:「やっぱドミトリーに荷物おこっか」
ナミビア君とぼく:「・・・・・・・・。」
この前のお土産屋さんをみるのとか、ランチのために中華料理屋さんに行くときもこのでかいリュックもってさんざん移動した後なのに・・・・
怒りは全くなかったです。笑
あったのはわらいだけ。
ナミビア君とぼくの無言で一瞬見つめ合って、何も言わずともお互いの思っていることを理解しました。
そして・・・
「よし、じゃあドミトリーへ行こう!」となったわけです。
ここで普通終わるでしょう。
終わりません。
ドミトリーへ向かう途中、、、
「やっぱりドミいかないで、チェックインしちゃおうか」
とかいいだすんです。笑
本人もそのほうがよかれと思って言っているし、それが彼女の良いところなので、
もはやまたそれが笑えてきますwww
最終的には
「あ、てかたくさん歩かせちゃったね。この来た道無駄だったね~~」
あなたがいっちゃだめでしょwwww
と三人で大爆笑。
それは僕らは内心思っていたけど、もうドミに荷物をおこう、と決めた時点で
もう二度手間になることはわかりきっていたことだったんです。
やーおもしろい。
ちなみにこの大荷物あとで空港ではかったとき、約20キロありました。
ぼくはいつも大荷物なので、重くさせてるのが悪いのですが。
これをもってぶらついていていたせいでだいぶ体力は消耗しました。
リロングウェイ市内観光
そんなこんなで荷物を置かせてもらって、
リロングウェイ市内めぐり。
同期のほかの男性隊員も合流です。
この人、僕自身がすこーしだけ苦手な人だったので、
内心「まじかよー」
とかおもいながらwww
ナミビア君と小声で「どうする!?」とかいいながら後ろを歩いてついて言ってましたwww
マラウイにもモザンビークと同じような伝統布(チテンジ)があるのですが、
彼の案内でチテンジのたくさんあるお店に連れて行ってもらったり。
けど、訓練所時代とは違った、彼の一面を見ることができました。
みんなで虫を食べたりまったり楽しく過ごしました〜(僕は食べず)
先日日本からマラウイに来た日本人を案内したときに、一番ショッキングな光景だった、ととてもインパクトがあったらしい貧民街にも行ってみました。
そこへ行くには、モザンビークでもあるような小汚いマーケットを抜けます。
マラウイ独特な一列にずらーっと人が立ってものを売っている光景もありました。
その先に衝撃的な橋があります。
本当にただそこらへんに捨てられている材木集めて橋を作りました、という感じで、
ちょっと底が見える・・・とかじゃないんです。
もう丸見えでした。
ボケっと前見て歩いてたら確実に落ちます。笑
別に橋はすごく高いところに立っているわけではないんですが、下を流れている川が強烈でした。
異様な異臭を放ってもはや下水。
ゴミは異常に流れてるし。
お金のない人が多摩川の河川敷のように木みたいなのでテントを立てていました。
まあそれが観光名所になっているからかか知らないんですが、このぼろ橋のために入場料をとるんです。
まじでいやらしいw
それならちゃんと修繕しろよという感じなのですが。
たしかにモザンビークにもない、なかなか衝撃の光景でした。
お金のない人は靴を売っている?のか、その汚い川で靴を洗っていました。
対岸側は旧市街地。
橋の対岸にも市場地帯は終ってもまだ服などが売っており、結構スーツなども売っていました。
だいたい「わーこれいいな!」って思う質やデザインのものは日本から来たものでした。
ばっちりスーツの裏のところに名前が刺繍されていますwww
きっとクリーニングで引き取りに来なかったりしたやつなんだろうなー。
中古なはずなのに、とてもとてもきれいな状態でした。
あまりにも暇でリロングウェイで一番広い中国商店にも行きましたwww
たしかにモザンビークより大きかったけど、品ぞろえはいまいち・・・
この日は欲しかったごま油や中華スープの素などもありませんでした。
夜ご飯はまたまた韓国料理。
今回はマラウイの中でもおいしいといわれるホテル近くの韓国料理屋さん。
確かにおいしかった!そしてお店のオンマ(おかあさん)が本当にかわいくて、
親切で。
料理以上にホスピタリティに感動しました。
これはアジア人独独のやつですね。
そしてこのレストランで会ってはいけないはずの人と会いましたwww
女の子を連れて・・・
彼、任期短縮したはずなんだけどなあ。。笑
その晩は少し市街地から離れたマディディロッジ。
たしかに初日に泊まったコリアンガーデンとは打って変わって内装もきれい。
すこーしなんか昭和感というか古臭かったけど。
途中でシャワーでなくなって、泡だらけの状態をタオルでふく羽目になったけど、
ナミビア君と二人で南ア製ワインを堪能して楽しい夜を過ごしました♪
■8日目 リロングウェイ
この日はマラウイ隊員さんはドミトリーに泊まるため、今まで3人で同じ部屋に宿泊していましたが、今日はいつもの「オハヨー」が聞けないから寂しいね。
と、朝7時頃に起きてそんな会話。
すると突然、外で何か物音が・・・
「まさかもうホテルに来てるわけないよな~」とか二人で笑いながら、
外を見てみると・・・・
「オハヨオハヨー!!!!!!!」
もう悲鳴上げましたねwww
朝なのにホラー。
昨日の夜にドミトリーに泊まるマラウイ隊員さんに洗濯をお願いして、
朝届けに来るよーということでしたが、まさかこんなに朝早く来るとは。
てか、よく部屋知ってたな、という感じで。www
ゆったりと三人で朝食をとってから、
(マラウイさんはもちろん朝食代を払っていました)
月に一回開かれるという、ファーマーズマーケットへ行ってきました。
これはマラウイに住む白人起業家さんたちが、マラウイの伝統布を使って作った小物や服などを持ち寄って開かれるマーケットなのですが。
これがすごかった!!!!
モザンビークでもやってほしい!!!
さすが白人さん。
購買意欲をそそるようなかわいらしいものがたくさんあります!しかもモザンビークより質が良くて、かわいくてやすい!!!!
もう言うことなし。
本当英語圏の白人さんたちはすごい!!w
ただもう予算オーバーだったのと、すでに持っているものが欲しいものだったので・・・
我慢しました。w
このモザンビーク生活で何が身についたかといわれれば・・・
少しだけ我慢することですかねww
そんなこんなでお昼すぎにビクトリアフォールズへ向かう飛行機があるので、
マラウイ隊員さんともお別れです。
写真を撮ってタクシーに乗り込んだ後、ぼくらはずっと見てたのに、
意外と彼女はすぐにすたすたと立ち去っていましたwww
やっぱこういう時名残惜しいのは男のほうなんでしょうね。
そんなこんなでマラウイ旅はおしまいです~
次回はザンビア旅について!!