もざぴ日記4 〜アフリカの病院ってやばそう? 4週目〜
みなさん、こんにちは。
またブログ更新が遅くなり失礼しました。
こちらに来てからというもの。
洗礼を受けまくりの毎日でしたが、ここにきて新しく増えました。
1.チューターに騙されてインターネット接続のためのUSBを買う
2.カプラナ仕立て屋さんに相場の倍以上の値段でぼったくられる
3.不良警官につかまり、金銭を盗まれる
4.体調を崩して、マラリア疑惑。任地訪問欠席←NEW!
こちらには健康を管理してくれる健康管理委員さんという方がいらっしゃるのですが、
私たちの同期隊員で私含めてもう一人も体調崩して任地訪問にいけなかったので、こんなの前代未聞的なこと言われました。笑
任地訪問とは
実際に赴任する土地へ4日間(今年の場合)行くことです。
①活動の様子を本配属前に認識し、配属後のイメージ作りとプラン作り
②住む家になる候補の家を実際に視察し、セキュリティチェックをする
③活動に必要になる物品を確認し、任地訪問後必要によっては首都で物品を準備
④任地配属した際にスムーズに生活できるようにするための準備(警察、病院、スーパー、銀行などの位置確認)
25日の火曜日から朝6:30飛行機の便だったのですが、朝4:00に起きたら、
体温が37.8度もあり。早朝から我々の管理をしてくださる調整員や、健康管理委員と相談し、今回の任地訪問は中止することとしました。
まず、こちらで熱が出た場合にチェックしなければならないことはマラリアです。
マラリアは蚊を媒体として伝染する病気ですが、モザンビークは亜熱帯&熱帯の国のため、一年中マラリアの危険性がある国の1つです。
マラリアになった場合、最悪死にも至る恐ろしい病気で、JICA側も要注意事項ということで予防薬の摂取や、蚊に刺されないための予防策を徹底するように言われます。
https://matome.naver.jp/m/odai/2134292834366028401
ちなみにこの予防薬は隊員の中で非常に評判が悪く、副作用で鬱になったり、ねれなくなったりするあまりにも強すぎるクスリとも言われています。笑
本件に関しては後日記載します。
さて、マラリア検査についてですが。
病院へ行くのがもっとも確実ですが、「マラリア検査キット」という便利なグッズが存在しています。日本でも入手可能ですが、マラリアが発生するエリアであればより安く手に入れることができます。
指先を針でぶっ刺して血を出し、血をスポイトで吸い上げて採取、容器に検査薬と一緒に入れて検査用紙を浸すだけ。30分以内に結果が判明します。
熱帯熱マラリアか、それ以外のマラリアか、罹患していないかの判断ができます。
一番右の穴に薬品を5滴入れて、その隣の穴に自分で指先に刺して出した血液をスポイトで入れます。
画像だと一本線がうっすら見えていますが、この状態はマラリアではない、ネガティヴである結果となります。
ポジティブだとここが二本線となり、JICAの職員さんの顔が青ざめてしまう状況となります。
場合によってはモザンビークの場合、南アフリカへ緊急搬送して、治療することとなります。
つい最近もそういった隊員さんがいたようです。
予防薬本当に大事。副作用が強すぎて悪名高いけど。
一応ネガティーボだったので、それからやることもなく、おとなしく家やドミトリーで休んでいたわけです。
ホストファミリーの家で序盤休んでいたら、「今日は学校ないのか?」って毎日言われるのがうっとうしくなったので、日中はドミトリーに避難するように。笑
健康管理員さんからは、マラリア検査の日に「明日調子悪そうなら、午前中病院行こう!」って言われてたのですが、そう言われてる時に限って体調は快方に向かってる風になるのです。。
というわけで、風邪になってから4日目の昨日まで病院へは行かず、苦しんでおりました笑
ドミトリーにいる間にいろんな先輩と会うタイミングがあり、その時は調子も良くなってた時だったので、優しい日本食の味を食べさせてもらったり、モザンビークでのボランティアの様子、先輩隊員のことなど教えてもらったり、って時もあったんですけどね。
(この時調子乗りすぎたかな)
とにかく昨日も全然体調良くならなかったので、とうとう同期隊員の病院経験者の方と共に病院へ行きました笑
モザンビーク随一の綺麗な私立病院で、日本人がなんとかかかれる病院はここしかないそうです。
こちらはカウンセリングを受ける窓口。
前に簡単に書きましたが、モザンビークの病院受診スタイルは日本とは異なります。
モザンビークの病院受診スタイル
まず整理券をとり、受付を待ちます。
この日はまあまあ混雑していました。
受付へ行き、どのような症状なので何科の先生にかかりたいのかということ、
初めての受診の場合はカルテと診察券を作るために生年月日や既婚しているか、
を確認されます。
内科にかかるためには「グリーピー(風邪)」と「GPドクター」っていうらしいです、勉強。
で、まずはここで医者に診察をしてもらうためだけのお金を払います。
こちらはモザンビークで一番環境の整っているちゃんとした病院ということもあり、
診察だけで、2000メティカイス(およそ3,000円ほど)かかります。
こちらは待合室。
上のテレビ画面に番号が表示され、整理番号が出たらカウンセリングをする流れになります。
今度は診察を受ける病棟まで行き(日本人ということで受付の人がわざわざ診察棟まで連れて行ってくれた)
そこでカルテ?とか個人情報の入ったファイルを診察担当看護師に渡し、
名前が呼ばれるまで待ちます。
呼ばれたら、問診ということで症状を訴えます。
私の場合は下痢、滝のような鼻水、腹痛、少し熱がある、冷や汗がでる
などを伝えたところ、すぐに診察は終わりましたが、
病院経験者の同期隊員は、服を脱がされて聴診器でもいろいろされたそうです。
診察を受けた後はとりあえずマラリアの本格的検査なども含めて採血をしよう!
ということになったのですが
ここでまた採血分のお金を払わなければなりません。(面倒くさい)
お金を払うためにまた少し並んで。
採血と採血結果後にする診察のためのお金4,300メティカイスくらい(6,500円くらい)ほど払いました。
で、また採血のために待ちます。
採血は一瞬で終わるのですが、採血結果を待つために
1時間待つように言われました。めっちゃまつなあ怒
(でもここの病院じゃなかったら、診断結果に疑問もちそうだし、
なにより採血されて病気とかうつりそうでこわい)
近くにインドカレー屋さんがあるので、昼もまともに食べてなかったこともあり、
おそめの昼食&ラッシーで時間つぶしをしました。
採決の結果をもらい、その結果をみてもう一度最初のドクターの診察を受けます。
「ただの風邪だね。それだけ」
っていわれて一瞬で診察終わりました。
この診察うけるためにどんだけ待ったと思ってるねん!!!(特に最初の診察)
この診察の時に先生に処方箋を書いてもらい、ようやく薬局へ行きます。
結論、何が日本と違うかと言いますと。
全てお金は事前払いで、しかも毎回実施する項目に合わせて支払わなければならず、待ち時間がかなり出るという点です。
おそらく日本と異なり、治療を受けるだけの金銭を持ち合わせないで来院する患者が多いため、そのような行為を防ぐためなのでしょうが、あっちいったりこっちいったりのたらい回しで少し面倒です。
ただモザンビークにしては、ここのスタッフの対応がとても良いため、待たされる割にはイライラしたりなど不快な気持ちを持つことはなかったです。
こちらのスタッフの方々はこの病院で働けることにとても誇りを持っているそうで、あまり働くことが好きではない?笑モザンビークなのに、ここは24時間営業で土日もやっており、本当に丁寧な対応をしてくれます。満足
ちなみに薬局でももちろん薬代を払います。1500メティカイスかな(2,300円くらい)
さすがに薬局行ったときは18時をまわっており、すいてました。
今日1日で、だいぶお金使いました。。。
大体7000メディカイス。約1万円。
でもこれ。最初は自分たちではらいますが、JICAで保険に入ってるので、すべてすぐに自分の手元に戻って来ます。。(ありがたい)
と、いうわけで、綺麗な病院も体調が悪化する前に通うことができるので、とりあえずは健康面で少し安心のできるモザンビークなのでした🇲🇿
そしてこちらの薬、、、飲み方がちょっと変なんです。
現地の薬剤師に飲み方説明されたけど、いまいち「え!?」って思ったので、一応最初にいった受付の人たちにも暇そうだったので、聞いてみました。
(結果、合っていた。そしてわざわざジェスチャーで確認するために実演したら大爆笑)
こちらがそのお薬。 左が下痢止め、右が総合風邪薬?
絵の通りなんと水に溶かすスタイルです。
確かにこれを飲み込むのは至難の業、、、
入浴剤みたいにシュワシュワしてめっちゃ溶けていく、、、!笑
衝撃的!w ちなみに日本の薬よりも約倍?くらいの成分含まれてるらしいです。
味はなかなか変な味です。笑 謎に甘い。
何はともあれ、治ればいい話なので、早く治ることを祈りつつゆっくり休みたいと思います。
※お知らせ
みなさんからのモザンビークの質問や、ブログに書いて欲しいトピックがありましたら、どしどし受け付けております。
コメントお待ちしております。