ノピとモザ

2017年7月から2019年7月までモザンビークにて、青年海外協力隊 PCインストラクターとして活動していました。当時の思うことや記録など備忘録代わりに気ままに書いてました。 日本へ帰国しましたが、改めて思うことやカルチャーショックについても書いていきます。フィギュアスケート好きです⛸

動物と自然の宝庫 マダガスカルへ行ってきた①

こんにちは〜

2週間ほど前までマダガスカルへ任国外旅行と言うことで旅行してきましたので、そのことについて書こうと思います〜!

今回は全体の総評とざっくりした話です!

 

マダガスカル行く前も1週間吐き気と下痢が止まらなくて家に閉じこもり状態、戻ってきてからも鼻水と咳頭痛が止まらずになかなか活動にも力が入れられず、落ち込んでる今日この頃ですが、記録として残すためにも書いて行きたいと思います〜!

 

 

 

マダガスカルとは

マダガスカルモザンビークからモザンビーク海峡を挟んだ対岸側にある、世界で4番目に大きな島です。日本の1.6倍の面積があります。

旧フランス植民地で、現在でもフランス語と現地語であるマダガスカル語が共通語として使われています。

 

脱線しますが、みなさんモザンビークマラウイなんて聞いたことのなかった国だと思いますが、マダガスカルってなんとなく知ってません??

ぼくも南部アフリカでまたまた知っていた国はマダガスカル南アフリカだけでした。

 

南アフリカはアフリカ随一の裕福な国ですし、産業も豊富、ワールドカップもやったくらいなので有名なのはわかりますが、

対して目立たないはずのマダガスカル

なぜ有名なんでしょう。ふしぎ

 

きっとマダガスカルという映画のおかげなのかな。ぼくはこの映画知りませんでしたけど。

小さい頃またしまじろうのビデオで、マダガスカルにしか生息しないサル、ワヲキツネザルとか横っ飛びで木と木の間を移動するサルが生息してるという情報を知りました。

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小さい頃ながら、いつか行って見たいなあ、と思ってましたが、まさか現実のことになるとは、、、、

 

とは言っても実際は長年夢に描いてたような感じじゃなかったんですが。毒

 

 

話は戻って、マダガスカルはアフリカでも珍しく、その昔アジアから移ってきた人々で、顔つきも東南アジアの人たちに似ていたり、食事もアジアぽいチャーハンのようなものや、やきそば、おかゆのようなものを食べます。

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フランスの影響から、フランス料理(特にパン)が普及しており、地方へ行ってもなかなか美味しいクロワッサンやパオデショコラ(チョコを挟んだクロワッサン)を食べることができます。

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こんな食事を食べてました〜

モザンビークでは美味しくないクロワッサン🥐、しかも首都でしか食べることができないので、これは本当に偉大ですごいなーと思いました!

 

旅行者にとっては二重苦のマダガスカル

ことば

マダガスカルの人たちはアフリカでも珍しく、マダガスカル語が一応どこに行っても通じます。(アフリカ諸国は欧米列強が区切った国境で独立しているため、民族がバラバラで現地語が異なることが多い)

 

そんなことで独立直後はマダガスカル語だけを共通語にしてなんとかやっていこうと頑張ってたみたいですが、やはり法律を作ったり日常で使う言葉にはない言葉を国としてまとめて行く中では必要なようで。

 

うまく成り立たなかったためフランス語も共通語として制定したみたいですが、モザンビークと異なり超知識人じゃないとフランス語は話せないみたいです。

 

モザンビークは普通の人でも日常会話くらいのポルトガル語は話せる人が多いので、これは驚くとともにかなーり苦労しました。

なんせ、フランス語もぼんじゅーる、めるしー、あと簡単な数字や簡単なやりとりしか話せないですが、マダガスカル語なんて挨拶すら謎。

 

英語はまあ通じないですし、ほんと大変です!

ちなみにモザンビークも首都マプト、北部の中心地ナンプラら住んでいるリシンガでは全く違う現地語を話すのでポルトガル語が必須となります。

 

こうつう

おまけに交通の便も不便で、マダガスカルは島といえどとても大きいので主要な地方にいくために首都アンタナナリボからは飛行機が出ています。

が、国営企業の独占路線なので、めちゃくちゃ高い。

 

僕は北部の海が綺麗な都市へ行きましたが、そこまでは飛行機だと片道2時間、34,000円くらいかかります。

陸路移動だとだいぶ安く抑えられますが3日かかりました。しかも道がボコボコなのでかなーり移動が大変です。

 

ずっと陸路だと時間がかかりすぎます。

とはいえ、ずっと点と点を結ぶ飛行機だと観光地しか知らない、味気ないマダガスカル旅行となってしまいます。

陸路移動では現地の人たちが生活しているところを通っていくので、本当のマダガスカルの姿を見ながら旅行することができます。

 

地球の歩き方にも書いてますが、ここは間をとって、基本は飛行機移動、一部陸路にするのがオススメかなーと思います。

個人的にはその辺のマーケットとか安めの食堂とか、現地民の人の生活の様子は、顔つきが違うだけでモザンビーク人とやってることほぼ一緒だったので対して感動もなかったのですが笑

 

あ、けどモザンビークにはあんまりいない、牛車で移動する人とか水田とか、いましたわ!

アジアぽい感じ。

やけに牛がとにかくいました。道路うんこまみれ。ヨーロッパの馬車のように、牛にオムツさせないとダメですね。🙅‍♂️

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マダガスカル旅行

さて、今回行った場所ですが、

首都アンタナナリボ、北部のディエゴスアレスの二箇所を拠点に、マダガスカル独特の奇岩のツィンギーや、ワヲキツネザルはじめカメレオンなどの珍しい動物がいる小さなサファリ、世界一小さなカメレオンがいる森や、エメラルドシーと言われるとても美しいビーチがある場所などに行ってきました!

 

マダガスカルの何がいいって、コスパがピカイチです。

モザンビークと比較してとてもとても物価が安い!外食が安い!そしてお土産がカラフルで可愛い!

首都に観光地もありますが、マダガスカルぽいバオバブやツィンギーや動物たちがいないので、比較的軽めにスルーしてしまう人が多いみたいですが、

首都には首都の楽しさがたくさんあるのでオススメです。

 

マダガスカルの文化

ちょっとおまけ程度に書きますが、マダガスカルにはとても独特の文化があって、先祖をかなり敬う文化があります。

生前にはお金がなくてボロボロの服を着ていたとしても、亡くなった後は生前につけることのなかったような綺麗な布に包んで、そのまま土葬します。

 

で、何がすごいかって。

この遺体たちを定期的に墓から先祖全員掘り起こす文化があります。

これは民族によって違うようで、3年に一度行なう民族もあれば、お金がなくて10年に一度しかやらない民族もあるようですが、必ずマダガスカル人が生前に行わなくてはならないイベントのようです。

 

亡くなった遺体を掘り起こしてどうするのかというと、遺体をつつんでる布をまた綺麗な布でくるみなおすのです。

これで歴代の先祖たちと対面、という意味があるそうですが、僕らが旅行してる際も遺体を布に包んで運んでいる光景を見ました。

 

土葬なので、中途半端に取り出すと、まあきっと腐ってるんでしょうね。これは僕個人の見解ですが、半年ほど前までマダガスカルではペスト(黒死病)が流行していました。

 

ヨーロッパで12世紀の中世とかに流行って、人口が4分の1とかになっちゃったっていう、あれです。

 

このペスト菌を媒介するのがネズミなのですが、この腐った遺体からネズミが湧いて、媒介して、、、って流行しちゃったんじゃないかなーって思いました。

 

マダガスカルは島なので、地理的に近いにもかかわらず、いろんな点でアフリカ大陸とは異なります。

アフリカで流行ってる文化や病気などはあまり影響しない代わりに、一度島の中で病気が流行ると大変なことになると、同期隊員の人が言っていました。

 

とはいえ。

これも素敵なマダガスカルの文化なので、もし布に包んだ怪しい物体をマダガスカル訪問時に見かけたら、これがあの文化かなーと思い出して見てください笑笑

 

言った場所についての内容詳しくは次回のブログで書こうと思います〜

では、あてあ ぷろっしま〜