世界の果てまで行ってP 〜マラウイ編Ⅲ〜
前回から連続のマラウイ旅の続きです〜!
長くなるけど気になる方は2つ前の記事からどうぞ^_^
◼︎6日目 ムズズ → 同期隊員宅
いよいよ来ました。
アフリカで1番やばいと言われるマラウイの中でも、1番やばい家と噂される同期隊員の家。
交通手段について
かかった時間はムズズから4時間ほど。
公共交通機関はアフリカお馴染みのミニバスがあるようなのですが、やばい場所すぎて行く人が少ないらしく、いつ着けるか分からないので、そこらへんの車をハイヤーしていきました!!
途中タイヤがパンクする事態。
けどマラウイアン。
慌てず騒がず爽やかにだるそうにスペアタイヤを取り出して、スマートに直していました。
日本だったらJAF呼ぶやつ。
これ車デートしてて、自分ができたらかっこいいだろうなあ。もてそう。
けど日本でパンクするって相当なことよね。笑 釘撒かれてるとか。
需要なさそうだけど、アフリカ帰りをアピールできるしいいなあとか謎の妄想をしてました。
マラウイ1やばい村
村にはトマト🍅しかないという前情報の通り、マーケットに行ったら一面赤。少しだけ気持ち玉ねぎと謎の葉っぱがありました。
そりゃ低血糖で時々倒れるのも仕方ないのかなと思っていたら、普通に卵とか肉も売ってました。なんやねん、あるやん
途中街でタクシーをハイヤーして行ったりしたこともあり、これまたスムーズに着きました!
同期隊員の活動見学
本日は同期隊員の活動先が1週間で1番忙しい日の五歳児以下検診。
すごい!活動してるなあ。
施設はドイツが支援した(?)ようで、綺麗でした。大きな水タンクも2つある。
子供を果物測るような測りに吊るして測ったり、エイズの検診をしたりしていました。
木曜以外は8時半から外来と曜日によって妊婦健診とHIV検診と低栄養児フォローとかやっているようです。
同期隊員はカウンターパートとともに、近くの村に一緒に検診について回ったり、五歳児以下検診の手伝いをしたり、測りに載せるのを手伝ったりしているらしい。
こんな村でそんな命につながる活動してるなんてなんかすごいなあ。協力隊ぽい。
普段まじで適当だけど笑
村のアクティビティ
鳥さばき体験
お昼はレストランや食べるものがないということで、同期隊員のカウンターパートのお宅にお邪魔するすることに。
この日のために鳥を二羽買っといてくれ、鳥さばき体験をすることになりました。
ゆうて体験するのは先進国隊員のナミビアの彼。ぼくはやりません。笑
まずはお手本をマラウイアンが見せてくれて、首を切って絶命させるのですが、
鳥がバタバタと動かし、ナイフがきれなくてなかなかうまくできません。
おそらくコツとしては頸動脈を一気に切って、血を吐き出させることで、肉に血なまぐささを残させないことなのでしょう。
マラウイアンは見事にやっていました。
ナミビア隊員の彼は初体験ということで、なかなか手こずってましたが、ようやく絶命させることができました。
目が死ぬときは見ていて分かるので、あれって感じです。
もちろんぐろいので、ぼくは離れたところで見てました。笑
鳥さばきをやりたがるなんて偉い。そしてできたからすごい。
好奇心最近低下してきた気がする。大人になったのかな。わら
絶命させた後は茹でて、羽をむしりやすくします。
日本だと絶命させた後に頭をとって、逆さまにして吊るすことで血を抜くのかな。
マラウイではそれを抜かして、お湯につっこんでいました。
羽をむしった後はようやく鶏肉っぽくなります。笑 あの鳥肌が見えてきます。
その後は内臓をぬきぬき。
腸だの心臓だの、最終的には頭まで食べるようでくちばしを割いていました。笑
ワイルドすぎる。
まあそんな手間のかかることやっているし、のんびり気質のマラウイアン。
昼前から準備してくれたのですが、もちろん電気なんてないし、鳥さばき体験アクティビティで時間がかかったので、昼過ぎでもまだまだできなそうな雰囲気。
一度本日の宿となる同期隊員のお宅へ行ってうだうだすることになりました。
ウダウダという名のみんな一瞬で爆睡。
この旅移動だらけでなかなかハードですからね。笑
おそらく1時間弱休んだ後に戻って昼食タイム。秘境マラウイの中のさらに秘境に外国人のお客様が来る!ということで、
同期隊員が初めてきた時よりも喜んでくれたようで、沢山のご馳走を用意してくれました。
この秘境ではお米を食べることがかなりレアなようで、カウンターパートの家はお金持ちにもかかわらず、カウンターパートの子供達がむさぼりつくようにコメばかり食べていました。笑
ナミビアの同期も。笑笑
せっかくシマ用意してくれたのに減ってない!とか思ってシマを多めに食べましたが、確かにコメうまい!
食べきれないほどの用意をしてくれたので、残してしまいましたが、お土産に余った鳥肉と謎のサツマイモとピーナッツを和えた食べ物をくれました。
原始的生活体験
家に戻ったのが3時頃。(確か)
この家はガス無し水無し電気なしの家なので、明るいうちにシャワーを浴びなくてはならないのです。
もちろん水がないのでシャワーなんてゴージャスなものはありません。
水浴びです。
浴室なんてものはありません。
コンクリートで固められた部屋とトイレと同じ穴につながるちっこい穴があるだけです。
ぱっと見は独房。笑
いつもは黒いバケツに水を入れて日中放置して温めておくようですが、今回はビジターということで、火を起こしてくれて水をあっためてくれました。
火を起こすのも日本から来た僕たちにとっては一苦労。のところがさすが毎日のこと。
そこらへんの紙や雑誌、ビニールを駆使してすぐに火がつきました。
小型扇風機を使って、火を起こす人初めて見た笑 原始的なのか文明的なのか、、、、
ビニールが着火剤的な役割で長く燃えてられる物質な事を初めて知りました。
今度キャンプとかで試してみよう。
体に良くなさそうだけど。
ちなみにいつもウォッチマンがいる時は彼に起こしてもらっているそう。
マラウイ隊員にとって、このウォッチマンは何でもしてくれるスーパーマン。
火も起こしてくれるし、水も運んでくれる、ムズズに行く時はタクシーの予約も。
ましてや家の目の前が土で汚れる、と言ったら階段とレンガで作った石畳も作ってくれたそうです。
たしかに住んでるところはやばいけど、ウォッチマンのおかげでだいぶ快適に過ごせている。
安全面以外にもこゆ頼りになる存在が大切ですね。
ウォッチマンが同期隊員の家を快適すぎて、あまり家に帰らず小屋を自分の家化して、シャワーとかも同期隊員の家で浴びてるようですが、、、、
料理用の炭も、シャンプーのパンテーンも使われているらしい。笑 たまにめちゃいい匂いするんだとか。
まあそのくらいは大目に見ても良いでしょう。
最初独房に汚い石鹸を泡立てるやつがあったので、同期隊員のかと思いきや、これはウォッチマン用だそうです。笑
そらそうや。
そのお湯バケツを頭からかぶり、シャンプーだので洗います。
ナミビア先進国隊員は普段、お湯シャワーが出るようでバケツ浴びの仕方を知らなかったようで、お湯を最初の段階でかなり使ってしまったようです。
最初のシャンプーつける前の髪の毛鳴らしたりするやつは、お湯がもったいないからバケツの上で使って、お湯は再利用するのです。
くそう、ぼくもお湯シャワーがほちい。
同時に台所なんてものもないので、外で炭に火をつけて、調理をします。
今日の献立はさっき頂いた鳥と、マラウイ隊員が日本から送ってもらった鍋の素キューブを使ったとり鍋です。
キノコも野菜も入って美味しそう。
お米はナミビア隊員がお米隊員なので、彼が持ってきた新米を使うはずがなぜかそれは使用されず、、、笑 食べたかったー!!
栄養失調で倒れる理由
マラウイ隊員は炭火でやるからいつも米を炊くのに失敗するらしく、失敗してもショックを受けないようにいつもおかゆにするんだとか。
けどお米隊員のナミビアくんが炊いたところ、普通にうまくできました。
このマラウイ隊員さんはお米を炊くときにじっとしていられないようで、2分とかしたら気になって蓋を開けてしまうようです。笑
明らかにうまくいかなかった理由それや!!!
ナミビアくんがマラウイさんが蓋を開けようと度々するのを引き止めていました笑
夕食パーチ―
そんなこんなしているうちにあっという間薄暗くなってきました。
6時ごろにみんなで仲良く鍋パーチー!
日本でもマラウイでも鍋パーチーは楽しいですね。1つのものをみんなで箸を突く。🥢
箸は1つしかなかったので、他の人はフォークですが。
ナミビアくんが普段からよく簡単だし美味しいからと、ペペロンチーノをよく作るそうで、今回も作ってもらいました!
コツはニンニクをみじん切りにしないことだそう。目から鱗でした!
炭火のせいで麺の茹で上がりはうまくできませんでしたが、うん。
たしかに味美味しい!!
これはいいお父さんになるね。
僕も子供になりたい。(死)
ムズズから買ってきたワインを飲んでいましたが、すぐになくなってしまったので、
同期隊員宅にいるウォッチマンとともに、お酒の買い出しへ。
おそらく7時ごろ?
一回目頼んだ時はこれからシマ(夕食)食べるから後で!って断られて7時ごろ買いに行きましたが、電気なしの村のために一面に綺麗な星空🌌
そして歩く道中、すこしだけからの半生について聞かせてもらいました。
もともと酒豪で浴びるほど飲んでたみたいですが、あるきっかけから怖くなってお酒をやめたそう。
その事実、マラウイさんは知らなかったらしい。
けど、たびたびマラウイさんはウォッチマンが安い甘酒ちっくな白いお酒みたいなやつを飲んでいるのを何回か目撃したとのこと。
禁酒したってうそやんwww
それとも彼にとっては10%以下のお酒とかは酒じゃないのかな。笑
翌日の朝はこの旅1番に早起きしなければならないこともあり、あまり夜更かしはできませんでしたが、たくさんたくさんお喋りしました。
時間足りないなあ。寂
※マラウイ隊員のウォッチマン
では、また次回〜