耳、そして飛行機。見舞われる不幸 ~もざぴ日記35~
こんにちは~。
今回悪評高いモザンビーク航空の餌食となりました。笑
モザンビーク人と日本人との文化、考え方の違いについて記載していきます~!
病院へ行けない!
別に記事に詳しく書きますが、耳が聞こえなくなりました(笑)←笑えない
今回別件で首都で会議に参加することになったので、ついでに病院へ行かせてもらうこととなりました。
詳しくはこちら。
4月19日。
耳鼻科は平日しかやっていないし、20日は会議の予定だったので、19日に予約していたのですが、飛行機はなかなかやってこない!
ようやく経由の街まで飛行機がきた!
と思ったら、リシンガの天候がかなり悪化。
え~~~~~。どうなるの。
けど、経由地まで飛行機きたし、きっといつかは来る、、、、!9時間も待たされてるんだから・・・・。
ところが。
まさかのフライトキャンセル。
朝9時からまってたのに・・・・
18時まで待たせておいて欠航ってなんやねん。
フィギュアスケートを見ながら待っていました。笑
モザンビーク人の食へのこだわり
だけど、待たせてる間の出来事が面白かったんです。
食にがめつい こだわりのあるモザンビーク人らしいエピソードが起きました。
3時間以上も待たされて、日本人だったらピリピリしだす頃・・・
(モザンビーク人はのんきに「やな天気ねえ」なんて話してる)
急に12時過ぎごろ放送が流れました。
「街のレストランを予約しました。今からお連れします」
!?!?!
聞き間違いかな。
念のため職員にも確認しました。笑
街中まで車で30分かかるやん。それいる!?
しかも食べ放題。笑
まあラッキーといえばラッキーだし、良かったけど。
このむしゃむしゃ食ってるときに飛行機来たらどうするんだよって個人的には気が気ではありませんでした。
飛行機がこっちに向かってるなら、航空会社がすぐ情報ききつけるから
置いていかれる、ということはないと思うのですが、
こちらにしたら貴重な首都への上京機会を失われるかもしれない危機ということで
必死なのですwww
そんなこんなで。
あんまりゆっくり味わって食べることができませんでした。
小心者だよなー(つくづく)
ほかの外国の航空会社だったら、遅延してても弁当配るとか、
マフィンとかの軽食配るとかそんな感じだと思うんです。(僕の経験上)
それをまさかの片道30分かけて街中までもどって、食べ放題食わせるとかwww
文化を感じました。
「食」の考え方
モザンビーク人は「食」に非常にこだわります。
とはいっても決してめちゃくちゃ質が良くてとてもおいしいわけではありません。笑
例えば勉強会とかの会議を実施するとします。
お昼をまたぐ会議の場合、基本昼食を準備しないと会議にやってきません。
こちらの会議を見ていると会議そのものの準備というより、
かなり食事の準備に時間をかけています。笑
なんかバイキングにあるような銀色のトレイにのせていくつも食べ物作って。
いや、そんな会議の合間に食べたら眠くなるやん。
てか、会議の時間なくなるやん。
とか思うのに。
ヘタしたら2時間会議やって、2時間ご飯タイム、2時間会議して、1時間おやつタイムという。まじでこちらからしたらマジで無駄 不思議だと思える時間の使い方。
我々日本人からしたら意味不明の 想像のつかないような会議をしています。
そんなにご飯食べること大事かね。
僕自身も一般的日本人と比べたら100倍くらい食事を大切にするのですが、
(営業時代、客先の関係でタイム20分とかしかなかったら、
食べないで客先のあとで1時間たっぷりかけてゆっくりランチする、など)
モザンビーク人の食に関する考え方は度肝を抜かれました。
逆に食事さえ用意すれば、会議にはとりあえず来るし、(集中力があるかは別)
今回の飛行機遅延でも日本なら暴動起きそうなくらい待ってる間も情報もなく、
ただひたすら待たされたのですが、何もなく平和に待っていました。
寛大なモザンビーク人
何より感動したが。
18:30頃になって外はもう嵐。
経由地に来た飛行機がようやく離陸してリシンガに向かってるというアナウンスが流れ・・・・
(わあ、ようやくマプトへ行ける!!!
着くの夜だからおいしい夜ご飯は食べれないけど、明日から華やかな都会生活だあ♡)
とかおもっていたら。
わずか10分後・・・
「飛行機は引き返しました、リシンガには来ません。フライトはキャンセルです」
なんだよ、思わせぶりかよ!!!!
と、ぼくはぶちぎれはしませんでしたが、
「まじかよー(ひくまり)」くらいは思いました。
たぶん普通の反応だと思ってます。
ですが、モザンビーク人たち。
まさかの笑っていたんです。
「あーあ、もうまったく(笑)」という感じで
混乱もぶちぎれもなく、航空会社へ連絡先をカウンターにスムーズに並んで、
航空会社の用意してくれたホテルへ向かっていました。
普段自分でも泊まれるようなホテルじゃない、いいホテルに泊まれるし、
普段食べれないようなおいしいごはんにもありつける、
まあたしかにさすがに僕でもラッキーと軽くは思いましたが、
同時に病院には行けなくなったわけです。
どうしても今日中にマプトへ行かなきゃいけない理由の人もいたでしょうに。
ちなみに白人の人はぶちぎれていました。
ぼくもなにか大事な用があったらぶちぎれていたかもしれません。
モザンビーク人のこういった忍耐強さ?はあっぱれ、と思いました。
ちゃんちゃん。