Dia de graduação 〜もざぴ日記87〜
題名の意味は、卒業の日という意味です。
そうです、本日モザンビークは全国で卒業の日でした。
あちこちにスーツと下記の写真のように
「私卒業しました」
という、日本でドンキとかって売ってそうな謎のタスキをかけている人がたくさんいました。
日本人にとって、卒業式ってそんな重要なイベントですかね。
我が家では卒業式、入学式のあと、家族で外食しに行っていた気がしますけど、
パーティーってわけではなかったし、
周りにもそんな人はいなかったなあ、
って思います。
普段慎ましい生活をしているからなのか、
お祭りごと大好きだからなのか、
こういう時は派手にやります。
モザンビーク人。
ちなみに卒業の時期について、
日本の感覚からすると、少し時期がずれていますよね。
多分ポルトガルから持って来られた西洋の文化のため、5月末で終わって長い夏休みのあと、
9月から新学期です。
そしてもう一つめでたくないことだけど、
今日は特別な日です。
本日はイスラム教徒にとっても少し特別な、ラマダーン(断食)期間中の最後の金曜日です。
さて、だからなんだと思いのそこのあなた。
イスラム教徒にとって金曜日は特別な曜日です。
キリスト教徒にとって日曜日が大切なように、イスラム教徒にとって金曜日は安息の日です。
悲しいことにラマダーン期間後のはじめての金曜日にバングラデシュのテロが起きたり、
イスラム教関連の暴動が起きることが多い日なのです。
Dia de graduação
さて、本題です。
同僚の掃除婦の人にパーティー招待していただきました。
街からクソ離れた場所にあります。
職場から車でも30分ほど?
死ぬほど悪路です。
しかもわかりにくい場所にあるのです。
仕事残っているから後から行く!と、他に誘われた同僚と会話をしていました。
その同僚に後からたどり着くための、道順を聞いてみました。
サッカー場から道を登ったら松があって、
松の先に橋があるから、その近く。
説明意味不明。
じゃあ「近くに何があるの?」と聞くと、
「橋」と「松」
全然っ目印になってねえ
そもそもどれが松だとか知らんし笑
よくわからなかったので、1番近い有名な建造物をと聞くと、
少し遠いけど、町外れのサッカー場だということ。
とりあえずそこまでタクシーで行って、
あとは同僚と運転手に直接会話させることにしました。
そんな小さい町でもないでしょ、
(何もないくせに無駄な街の範囲は広い)
地味に広い町だからそんなのわかりませんよ、先生。
そして、卒業式は彼女の子供の卒業ではありません。
彼女と旦那さんの卒業です笑
本当にこちらの人は、働きながら勉強している人が多くて、偉いなー!と思います。
本当に勉強したい欲というよりは、
今後の給料を稼ぐために通い、
勉強はしないでカンニングで卒業するんでしょうが、
勉強しようって意欲は素晴らしいと思います(誰目線)
何時に開始だったのか不明ですが、
同僚たちは11:00頃に職場を出てパーティーに向かいました。
だいたいこのパターンはお昼ご飯を振る舞うパターンのお祭り。
きっと準備に手間取って14:00過ぎ頃に開始するだろうと見越して、
最後の最終報告書も終わってなかったし、
1人職場に残って13:30くらいまでやってからパーティーへ向かいました。
13:30頃になり、飽きて文も書けなくなったし、そろそろ向かおうってことでバイクタクシーで向かったのですが
道はボコボコだし、これが凄まじい道のり笑
普通に山登りでした。恐怖
その後JICAから、本日はラマダーン最後の金曜日だし、外出しないで大人しくしているように連絡が来ていましたが、
時すでに遅し。
すでにパーティー会場。
しかも1人では帰れないような山奥。
そんな田舎なのに、こんな素朴な感じの家から、爆音聞こえてきてある意味ギャップ萌です。
これが主役のお二人なのですが、
超不謹慎ですけど、これから戦争に赴きますって感じに見えたのはぼくだけでしょうか。
なんかお供え物みたい笑
しかもあんま笑わないし
(つまらないのではなく、
真顔がかっこいいと思っている)
そして、ケーキは同僚からのプレゼントだそうです。
値段を聞いたら3,000円程。
こんな立派で、わりかしうまかったです。
ケーキ作り上手な同僚の手作り。
来週の僕自身のパーティーの時もお願いする予定です。
食事タイムのあとは、ダンスタイムです。
そしてプレゼント贈呈会が始まります。
話少しそれますが、多分彼女の家は中の中くらいか、中の下くらいの家です。
よくこんなパーティーできたなあ
いくらかかったなあとか、
きっと下クラスの人はこんなパーティーはできないんだろうなあ、
とか無駄なこと考えました。
多分このパーティーするのに1万円以上はかかっているはずなのです。
そこまでしてパーティーいるのかなあ
パーティーのプレゼント
日本と比較すると少し変わっています。
さて、どこが違うでしょうか。探してみてください。
そうです。
踊りながら主役のところへ行ってプレゼントをあげるのですが、
まさかの現金、という選択肢があります。
僕は無難なカプラナ(伝統布)を献上しましたが、同僚たちはほかのリシンガ人たちと違って
リッチピープルだよっていうあてつけなのか、
なんなのか、
なぞにこぎれいなプレゼントをあげていました。
ちゃんと綺麗な箱と袋に入れて。
モザンビークでは日本と異なり、プレゼント買っても包装なんてしてくれません。
全て自分で買いに行くのです。
めんどくさ笑
よくそこまでしてちゃんとしてるわ、って感じの綺麗なプレゼント渡していたのでした。
こいつら普段「金貸せ」、
とか言ってるくせに、
「何あげたんだ」
と思い、質問してみました。
カプラナ以外だと、カップセットや、お皿セット、タオルセットなとが一般的なようです。
日本のお歳暮みたいですね。
こっちでタオルとかかなり高級品なので、
(新品を買っていたとしたら)いくらで買ったんでしょう。
新品のバスタオル普通に2,000円とかします。
給料日本の6分の1とかなのにですよ。
こんな森の端くれに置いていかれたら大変と思い、車の持っている同僚が16:00頃には街へ戻ると言いましたので(早すぎだろ)
便乗して、帰りました。
こういうのってタイミング逃すと永遠にひたすら続くんですよね。
帰るタイミング捕まえるの大切だけど幾ら何でも早すぎだろ。
疲れたのか、掃除婦の卒業式なんてどうでもいい、って感じだったのか。
個人的にはプライドの高いふつうの職員より、気さくで優しい人なので、
すごく仲良くしてもらっています。
同僚は女性しか呼んでなかったみたいなのに、なぜかその中で呼んでくれた。
そんなこんなで早く帰宅して飲み足りなかったので、もう一軒ハシゴしました〜
今日はなんかポルトガル語がベラベラ話せる調子の良い日だったので、たくさん話せて気持ちよかったですー
日本語のように何も考えずに言葉が出てくる。
では長くなりました。
あて あまにゃ〜!またあした!