もざぴ日記11 ~アフリカでいちご狩り!?~
みなさんこんばんは。
リシンガもいよいよ夏になってきて、「モザンビークの中で寒い場所」
といわれていますが、昼間は普通に暑いです。
モザンビークの北海道とか、軽井沢とかいわれます。(お世辞なのかな)
こんな店もあります。(ヨーグルト屋さん)
今日は普通に日中歩いてて失神しそうになりました。
そういえば最近職場に通ってようやく一か月ほど経つのですが、
ようやくここにきて疲れが出てきたのか、慣れない言葉でのストレスなのか
職場から帰ってくると動けないことが多々あります。
毎日昼寝をしてようやく何とか動けるって感じです。
20歳の時の留学の時も違う環境での疲れで毎日昼寝してましたが、
はるかに上回る疲労感です。。。
今日は午前中で終わったので、13時半頃から16時半まで寝てました。。。。
さて、本日は下記3件についてお話ししたいと思います。
1、農業研究所 ラボを視察してみた
最近学生たちにくっついて、午前中は毎日農作業をしているPCインストラクターです。
PCインストラクターなのに、なぜ野菜栽培しているの?
と思われる方は前回の記事をご参照ください。
で、まあそんなわけで。
さて、先日もいつも学生たちにくっついていたことにより、
彼らの勉強の一環として、私の職場である「国立農業研究所のラボの中身を説明してもらう会」に同行することとなりました。
自分一人でも侵入することはできるんですけど、ちゃんとこれはこんな機械で・・・って説明してもらえる機会はとても貴重です。(実は前にもしてもらったけど)
意外と研究施設が充実!?
そうなのです、意外とちゃんとしてるのです!笑
研究所内を説明してもらったところ、第一印象はとても充実した研究器具があるということです。
モザンビーク第2の都市ナンプラにも農業研究所があり、その施設よりは規模が小さいようなのですが、
滅菌装置や、薬品などを混ぜ合わせるような機械や、
新生児室にあるような、新生児を育てる機械てきな(野菜を生存させるため)
モノがあったり、さらにはドイツ製の24時間太陽のの代わりに日照を管理する機器、
停電に対応するための発電機まであります。
モザンビークのどこにそんなお金があるんだ・・・
おそらく外国に支援してもらったお金なのでしょう。
もしかしたら日本かな・・・(農業研究所にだいぶ支援している)
もちろん学生と一緒に聞いているので、すべてポルトガル語ですし
内容の7割は理解できません。
ですが、研究員の方々が丁寧に説明してくれて、学生たちも来年から働くということもあり、非常に熱心に聞いていました。
私自身もとても興味深く面白かったです。
ココの施設では様々な環境下においたじゃがいもの苗の育ち方の違いを研究しているようです。中にはカビが生えているものもありましたが、どんな環境の違いを作って育てているかは。それ以上の内容は難しすぎた・・・・(笑)
2、リシンガ名物 いちごとナチュラルヨーグルト??
そうです、驚かれた方もいるでしょうが、アフリカでもいちごはあります。
私の住んでいる町、リシンガはいちごが名物です🍓
とはいっても、アフリカで一般的ではありません。
首都のマプトにいるときはすべて南アフリカからの輸入だったので、
非常に高価なフルーツ、というイメージだったのですが、実はリシンガの名物です。
値段はコップ一杯山盛りにして、40円ほどです。首都の5分の1ほどでしょうか。
これを首都や国内に持っていけばいいのに!!!
とか思うのにそれはモザンビークの物流網をなめるなよ、
というところでしょうか。
本日実感しましたが、いちごの輸送って意外と難しいのです。
アフリカでいちご狩りをしてみた
リシンガではいつもマーケットでいちごが販売されているのですが、
先輩隊員のコミュニケーション能力優秀な方が販売員と友達になり、
「いちごの畑についていってよ!」
と頼んでいたようで、本日私も便乗してついていきました。
いちごといえば、ビニールハウスのイメージ
だったのですが、まるでちがう!!
そもそもリシンガからすぐ、ってことだったんですけど、タクシーで悪路や山道をずんずん進み、30分以上はタクシーに乗って道なき道をずんずん・・・・
高原の上のような場所にいちご畑が一面に広がっていました!!!
すごい規模です。1haとかいわれたけど、いまいちピンときません。
小学生の時に「ha」は牧場の広さを表す単位だ、てきなかんじで習いましたが、
そもそも牧場がどれくらいの広さわかんないし・・・( *´艸`)
でも「むこうにみえる山までだ」とかいわれて。とてつもなく猛烈に広いことはわかりました。
さて、あたり一面になっているいちごの取り放題の始まりです!!
そもそもいちごがりをさせてもらえるかよくわからなかった(いちご畑を見せてもらう約束だった)ので、ぼくは小さいタッパーしか持って行ってなかったのですが、
先輩たちはまさかのくそでかい袋やお椀を持ってきていました。
さすが1年もアフリカにいればたくましくなるなあ。
私は見つけるのが下手だったのか、先輩方より全然いちごを見つけられませんでした。
しかし、マーケットで売ってるいちごよりも粒も大きいし、みずみずしいし、何より汚れていません!新鮮!!!
無農薬で育てている、とのことだったので、いちご狩りしながらバクバク頂きました。
ちなみに日本のいちごに負け劣らず、甘くて大きいです。
先輩たちは山盛りに積んで、さて帰ろう・・・となったのですが、
車に運ぶまでの時点でいちごをあまりもたくさんとりすぎたためか、つぶれていました。
僕はあまりとらなかったので、大丈夫かなとか思ってたのですが、
家に帰って凍らせるためにヘタを取っていたら、一部いちご同士がぶつかって
ぐちょぐちょになっているものがありました。
車で行ってもつぶれてるのに、バイク&とてつもなくでかいバケツで
30分以上かけて、とてつもない悪路をリシンガまで運んでいるのはすごい!!!
とても驚きました。
ぶっちゃけタクシーで行ったのですが、悪路すぎて軽く酔いました。おえ
さてさて、リシンガにはもう一つ有名な名産品があります。
それはヨーグルトです。
もともとコロンビアとオランダ人の夫婦?が開いたナチュラルヨーグルトの店なのですが、実際にオーナーの方とあったことはありません。
おそらく牧場を持っている?のか、自分たちで生乳をヨーグルトに加工しているようです。
モザンビークには一般的に南アフリカから入ってくる、
いつも常温保存&1年くらい賞味期限がある、なぞの怪しいヨーグルトしかありません。
たべれないことはないのですが、なんか日本のヨーグルトより粘り気があります。
プレーンではあまり食べたくない感じ。
だからいつもいちごフレーバー的なの買ってました。しかも輸入品だから高い。
けど、こちらリシンガには生乳から作った、サラサラなおいしいヨーグルトが
1リットル 150円ほどで売っています。爆安。
こちらは変な添加物入っていたないので、1週間ほどで食べきらないと腐ります。
(1回すでにやらかした・・・)
先輩たちはいちごをフローズンさせて、ヨーグルトと混ぜて食べているので、
僕もマネして食べています。
ですが、いちごもヨーグルトも。
ないよりはいいですが、どちらかといえば女性陣がうれしい内容ですよね。
ぶっちゃけ僕はいちごもヨーグルトもめっちゃ好きというわけではないので、
個人的には毎日食べたいとは思わないです。(高飛車)
3、モザンビークの物価と金銭感覚について
おまけ編として、知人から質問があった事項を記載したいと思います。
本日でおまけ第2弾!(一応前回が第一弾)
まず、アフリカと言ったら皆さん物価はどんな感じだと思いますか・・・?
僕の印象でいうなれば、収入も少ない経済的に厳しい国だし、
物価も日本人からすれば安いだろう!そんな気楽な気持ちでモザンビークへやってきました。(ほぼ貯金を使い果たして)
ですが!!!現実は違います。
物価・・・・くそ高い
今まで途上国には好きでよく旅行で訪れていたのですが、
今まで言っていた国はアジア。
アジアは途上国といえどもアフリカよりは豊かな国が多いのです。
おまけにアフリカと比較すると教育レベルや物流がしっかりしている場合が多いと思います。(僕の主観)
先進国の国々が、アジアにはアフリカよりも国民に行きわたるような経済支援していたということは大きいでしょう。
平たく言うとアフリカは物流がクソすぎて、乏しすぎて
輸送コストが非常にかかり物価がとても高いというわけです。
本日モザンビーク人の友人に平均的な月の給料を聞いてみました。
一般の人(たぶん道端とかでモノを売っている人)・・・5,000円
大学卒の初任給・・・20.000円
いや、よくこの生活費でこの物価生き抜いてるな、とか思います。
毎日の食生活について
モザンビークでは比較的米とパスタが手に入りやすいので、この2つを主に僕は食しています。それ以外にもパンも手に入りやすいです。(シマは嫌い・・・)
パスタとかでも現地人が食べるようと外国人用?とで値段が全然違います。
モザンビーク製まずいパスタ・・・30円/400g
イタリア製おいしいパスタ・・・150円/300g
今まではおいしいイタリア製パスタを食べていましたが、
様々な要因があり今はとても倹約中です。笑
マーケットに行って野菜を買うときも5円とか絶対値下げしています。←
僕自身は最近頻繁にモザンビーク製パスタ食べています。
モザンビークはありがたいことにお米を食べる習慣が根強いから?か。中国製の米も僕の住んでいる田舎町リシンガでも手に入ることから、比較的手に入りやすいと思います。
(日本のコメに比べるとちょっとパサパサしてて固め。けどアフリカのコメより食べやすい)
現地のものを食べればすくない生活費で暮らせるのですが、
外国人の私たちにはそれ毎日となるとなかなか難しいです。
現地人は水道水を飲んでいるのに、僕たちはミネラルウォーターを買わなければならない、など。(リシンガはミネラルウォーターも非常に高い。1.5リットルが最高の大きさで60円ほどします)
水は毎日使うものだし痛い…
話がそれましたが、物価はアジアのように安くないわけです。
中国留学の時に1食100円以下でおいしいものをおなか一杯食べれたのが本当に懐かしく感じます。
(2010年当時、肉まん1つ15円ほど)
もうひとつおまけに言うと、モザンビークが自国で生産しているものはほぼありません。詳しくは下記の記事にも書いています。
そんなこんなで、輸入に頼るためのコストなどがかかり、かさましされている感とてもあります。
いかがでしょうか。
よくモザンビーク、アフリカの生活は想像つかない。といわれることが多いのですが、
意外とうまくやれば日本に近い状態で暮らすことは可能です。
もちろん都市から離れたかやぶきの屋根の家とかだと厳しいですが・・・
(リシンガからも10分も車を走らせれば出てきます)
便利、豊かって幸せなことなのか
日本にいると忙殺される毎日で時間がない、ゆとりがないという理由で
日本について、便利さについて、物の豊かさについて、自分自身について
考えることはほぼないと思います。
僕自身もできるだけ考えようと思い、社会人生活4年間暮らしてきましたが、
毎日がとても忙しくそんなことを考えている余裕はありませんでした。
(僕の場合は毎日を仕事以外で充実させすぎていた感じはありますが・・・)
こちらに来てみて、モザンビークは経済的には日本のようにゆとりがあるわけでもなく、余暇がたくさんあるわけでもなく、日本の食材があるわけでもないので、
ストレスの感じることもあります。
しかし、人生で一度くらいこのような期間を設けることもとても意味があることだ、と最近感じます。
特に周りに流されやすい僕のような場合だととくに。なんて。
と、いうわけで本内容のような雑学を今後もお届けしていきたいと思います!
それでは ate a prossima !あて あ ぷろっしま~(また次回)